Be gentleman

ボクは北海道出身です。
そのせい？か、札幌農学校のクラーク博士がわりと身近な存在だったりします。
彼の有名な言葉は、

「Boys be ambitious」

「少年よ大志を抱け」です。
最近はソフトバンクのお父さん犬も言ってますが、いい言葉です。

中年だって､大志を抱いてます。

ボクはもう一つの言葉、

「Be　gentleman」

「紳士たれ」

がとっても好きなんです。
彼が札幌農学校に赴任した際、この学校の規則は「Be　gentleman」だけでいい！と言った、と記憶してます。

どのような行動がよいのか、何が正しいのか、どのような振る舞いが紳士なのか、自分で判断し､行動しなさい。そしてその責任を負いなさい、ということですね。
あまりに自由で､あまりに簡潔で、あまりにキビシイ。

この言葉の奥から､クラーク博士の生徒への信頼と、どのような大人になってほしいかという願いが伝わってきます。

学級のルールもこうありたい。

今日、給食時のマナーの悪さを注意し、

「自分たちで判断できないのなら､細かいルールを決めることにする！」

と拙速に言い放ってしまった自分を、やや情けなく思いつつ振り返っています。
その時にクラーク博士の言葉が頭をよぎりました。

ルールで管理するんじゃなくて、自分たちで「どういうルールがあるといいのか」「どう行動すればよいのか」を絶えず考え、試し続ける。

それがぼくは大切だと思っています。
大人になる、ってそういうことだと思うのです。