いわせんの仕事部屋

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研究授業

昨日は校内の授業研究会でした。
4時間目は、読書へのアニマシオンの公開授業、そして5時間目はボクのリテラチャーサークル(以下LC)の公開授業でした。
指導者には、新潟大学 准教授 足立幸子さんをお招きしました。
http://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/public/ADACHISachiko_a.html

日本の読書教育の研究者の第一人者です。アニマシオンにも精通していて、論文もたくさん書かれています。LCを日本に紹介された方でもあります。
ボクは数年前、ボクが主催者の一人である、大人のための学びの場、<学びの寺子屋 楽学(らくがく)>でアニマシオンの講座を行ったのですが、その際に講演に来て頂いたのをきっかけにいろいろ学ばせて頂いています。
ボクの国語教育の理論的な先導者であり、今の教育のあり方を根本的から考え直す視点を与えてくれた方です。
昨年度も1度来て頂き、校内研修で講演して頂いたのですが、今回も指導者としてわざわざ来て下さいました。本当にありがたいことです。
校内で足立先生のお話が2回も聞けるなんて本当に贅沢!
LCの授業見て頂くのも3回目です。

授業では、子ども達の小グループでのディスカッションがとても素晴らしく、ボク自身が聞くのを楽しんでしまいました。足立先生からは、今後どのように展開していくとよいかの具体的なアドバイスもいただき、またやることが広がりそうで楽しみです。またマルチリテラシーの話もあり、これは今後勉強して行かなくてはならない(勉強していきたい)テーマが1つ増えました。


足立先生の論文、とても刺激的です。
ネットで読めるものも多いのでぜひお読み下さい。
アニマシオンを実践されている方は、その源流や哲学を知っておくことはとても大切だと思います。
以下はネットで読める足立先生の文章のリンクです。
今まで一人でコッソリ読んでいたのですが、いいものは共有したい!!というこのブログを開設したときの原則に戻り、大公開します!


★読解リテラシーの測定  「readingの教育の視点から」
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/200608/2006sitei3.pdf


★アメリカの言語教育における二つの方向性と読書指導の実際
http://tb.sanseido.co.jp/kokugo/kokugo/magazines/lang-edu/pdf/005_pdf/34-36.pdf

★海外の読書調査と読書文化から何を学ぶか
 読解力は豊潤な読書文化にこそ育まれる
http://benesse.jp/berd/center/open/berd/2006/10/pdf/10berd_03.pdf

★読書力評価の国際標準
★外国の読書力評価から我が国の国語学力を考える
★アメリカの読書力評価
★アニマシオン関係の論文

など以下のページから読めます。

http://ci.nii.ac.jp/search/servlet/Kensaku?dnum=25&sortType=year1&Text=&condition0=1&area0=auth&comb0=1&keyword0=%2F%C2%AD%CE%A9%2C+%B9%AC%BB%D2%2F&conditionRange0=1&areaRange0=year&KeyRangeS0=&KeyRangeE0=&select=&pnum=1&mode=0&sortType_bottom=&AREACNT=1&JNUM=1&RANGE_AREACNT=1&SORTFLG=DESC&SORTKEY=year1&SORTMARK=0&USELANG=jp



ネットで検索していたら、2年前にLCを実践してみよう!と思い立ち、ボクがメモした授業構想が出てきました。こんなことを考え、実践始めていたのだなあと、ちょっぴり懐かしくなりました。
http://www.number21.jp/adiary/diary1.cgi?id=gori&action=view&year=2005&month=9&day=4