いわせんの仕事部屋

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Invitational Education

今、アメリカの「クラス作り」の本を、辞書を引き引き、ちびちびと読んでいます。悲しいぐらいちびちび・・・・ああ、英語ちゃんとやっておけばよかった。
その本で、Invitational Educationというのがでてきました。直訳すると「招き入れる教育」。アメリカでも、子どもたちの学びからの逃走(?)は問題になっているようで、子どもたちを学びに「招き入れる」にはどうするか、という問題意識があるんですね。
招き入れるコツは、拙著P133によると以下の通りです。

「どういう要素があると人は学びたくなるのか?」

A 自己肯定できること
B 貢献できること
C 目的/ねらいがはっきりしていること
D 意味のあることを自分でできること
E いい学びの環境/雰囲気があること
F 教師の教え方のスタイルが生徒の学び方のスタイルにマッチしていること
G チャレンジがあること

改めてみると、どれも非常に重要ですね。今読んでいる本、結構おもしろいんです。
教師は意識的に子どもたちを学びに招き入れることができなくてはならないんですね。
「教師は教える人ではない。学び手を育てるのだ」なんて書いてあったり。
考えてみれは当たり前なんですけどね。
ファシリテーターという概念は、アメリカではとっくに教育に取り入れられているようです。教師がすべての主導権を握って「教える」限界って考える必要がありそうです。