いわせんの仕事部屋

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今年1年も大変お世話になりました。

2018年、大変お世話になりました。
年賀状を出すことをやめるようになって9年目になりました。
この個人的なつぶやきを持って今年1年お世話になったお礼とさせてください。

 

今年のハイライトはなんといっても、東京学芸大学教職大学院の職を辞し、一般財団法人軽井沢風越学園設立準備財団で開校準備に専念することにしたこと。

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思い切ったようにも見えますが、自分の中では自然な流れの中のできごとでした。(中原淳さんには、対談の機会にお会いしたとき、「ドベンチャーに行きましたね!』と言われましたが 笑)

幸い、東京学芸大学教職大学院では非常勤で授業を持たせていただいていて、週1回の大学院の授業がとても楽しみ。2020年に開校して、ある程度落ち着いたら教師教育にも並行して関わっていきたい。

 
去年は2つの論文を書きましたが、今年度は実務に追われて書けなかったなあ。

 

・渡辺貴裕,岩瀬直樹「より深い省察の促進を目指す対話型模擬授業検討会を軸とした教師教育の取り組み」『日本教師教育学会年報』第26号。

・岩瀬直樹「教室内外の言説や経験を自分の力にしてきた教員の、学級経営における『実践知』とはなにか」『学校教育研究No32』,74-89頁。

 

修論をもとに、オートエスノグラフィー的ナラティブ探究を引き続き研究したいとは思いつつ時間が取れなかった…来年度も無理かなあ…2020年に無事開校したら、学校をフィールドとして実践研究を重ねていこうと思います。

 

本は共著の1冊のみでした。

インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと? (インクルーシブ発想の教育シリーズ)

インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと? (インクルーシブ発想の教育シリーズ)

 

青山さん、編集者の加藤さんと2年かかってようやくできた本。ぜひ感想をお聞かせください。

来年は、2月頃に、吉田新一郎さんとの共著がでます。井庭崇さんとの対談が収録された本も1月頃出る予定。あと1冊は書きたいなあと思います。よい企画が思いつくとよいな。

 

個人的には「きくということ」が個人の探究テーマでした。

西村さんのインタビューのワークショップで5泊6日をすごしました。

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いい場だったなあ。

青木将幸さんのミニカウンセリングのワークショップの2日間も味わい深かった。

ぼくは今、日頃何気なく行っている「きく」ということの再構築の最中です。

来年もひきつづき「きくということ」がぼくの研究テーマです。

 

さまざまな場にも立たせていただきました。静岡県教委は2年目。来年もお声がけいただいてありがたい限り。宮城県教委での研修も思い出深い。たくさんのご依頼をいただきましたが、なかなか時間が取れず心苦しい限りです。

小金井三小での2年間のプロジェクトもひとまずのゴールを迎えました。このチャレンジは何らかのカタチにまとめたいなあと思います。

iwasen.hatenablog.com

 

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徳島の入田小学校の3年のプロジェクトは11月に終わりました。その際に訪れた神山町、自然学校TOECには大きな刺激を受けたなあ。

イン神山 四国・徳島 神山町のありのままの姿を分かちあう

toec.jp

何か新しいことが始まりそうで楽しみ。

 

あ、そうだ。サンディエゴのHigh Tech High、サンフランシスコの、The Nueva school,New school,millenium schoolの視察にも行ったのでした。

静かに確信を深めた時間だった。

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こう振り返ってみるといろんなことがあった。

 

とはいえ、開校準備にほとんどすべての時間を使った1年でした。

現在地はこんな感じ。

2018年秋、本城と岩瀬の現在地 – 軽井沢風越学園(設立設置認可申請中)

次の1年はいよいよ開校を目指しての具体的な準備に入ります。

迷いながら、楽しみながら、大切な1年をつくっていきます。

 

来年はどんな1年になるのやら。

まずは軽井沢風越学園設立プロジェクトが佳境に入っていろんなことが起こるだろうなあ。あー楽しみ。

1月からはジムに通い始めたいと思っております(希望的観測)。

「きくということ」と「かくということ」の探究を引き続き深めていきます。

 

このブログは、ウェブダイアリー時代(懐かしい響き)から10年が過ぎました。総アクセスも200万を超え、今は1日1000アクセスぐらい。ありがとうございます。

来年度はもっと日常的に書いていきたいなあと思います(自分に期待)。

1年間本当にお世話になりました。

 

というわけで、皆さんよいお年を!