久々に新刊が出ます。
あっという間に年も暮れ。
ばたばたばたばたと過ごしております。バタバタバタバタ。
さて、久々に新刊が出ます。
インクルーシブ教育を通常学級で実践するってどういうこと? (インクルーシブ発想の教育シリーズ)
- 作者: 青山新吾,岩瀬直樹
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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尊敬する研究者、青山新吾さんとの共著です。
ぼくの公立校時代の実践を、インクルーシブ発想の視点から対話を通して読み解いてくださいました。
主にこの本に書かれた実践をベースに読み解いていったのが今回でる本です。
なんと西原理恵子さんが表紙を書いてくださった本。
日々の実践の振り返りをベースにした本です。
個人的にこの本、とても好きです。本屋であまり見かけず(涙)、でもぜひよんでいただきたいなあと思っています。
2冊セットで1冊、です。
さて、新刊の目次です。
★目次★
第1章 インクルーシブ発想とは~岩瀬直樹実践が問いかけるもの~(青山新吾)
インクルーシブ発想とはつなぐ、つながることの弱さ
「集団の中の個」という考え方
関係性と合理的配慮
岩瀬実践は私たちに何を問うているのか
■岩瀬直樹実践の概要
教室リフォームプロジェクト/プロジェクトアドベンチャー/会社活動/作家の時間/振り返りジャーナル/ブッククラブ/単元内自由進度学習/自立チャレンジタイム
第2章 インクルーシブ教育をどう実践すればいいのか(対談)青山新吾×岩瀬直樹
4月の最初に「教室リフォームプロジェクト」を行う理由
「作家の時間」で子どもたちをみる、「PA」で人間関係を混ぜる
コンテンツだけ取り入れても意味がない
学校文化ではICFが不問にされている?
授業は同じように進むというのはフィクション
「表向きのストーリー」と「秘密のストーリー」をリンクさせる
教師の仕事は、徹底した個への関心がないと成立しない
先生は、一緒に生活する人
当事者である子どもと一緒に授業をつくる
子ども同士の関係性と合理的配慮
困っていることを表に出していい文化をつくる難しさ
関係性の中だけでやろうとすることの危うさ
トップダウンから協同探究、そしてパートナーへ
教室に畳スペースをつくる理由
学習を個別化すると、個人がみえてくる
学びのコントローラーは子どもたちの手にある!
「自立チャレンジタイム」の時数はどうやって取っていたのか
専門性があるほうが協同的な学びの質も高まる
学校教育の未来
どんな個にもフォーカスが当たる社会に
第3章 インクルーシブ教育の実践って?(岩瀬直樹)
方法の前提になること(対談を経て)
方法の目的化
子どもをどんな存在としてみるか
他者と共に伸びていく
学級を安心安全に、のその先に
インクルーシブ教育の実践って?
発刊まで少し時間がありますが、『みんなのきょうしつ』を読んでいただき、「その背景にはどんな考えや思い、アプローチがあったのだろう」と推測していただいてから本書を読んでいただくと、より立体的に立ちあがってくるものがあるのではないでしょうか。
対談でのぼくの語りがやや、いやかなり冗長ですが…青山さんがなんとか整理してくださいました。岩瀬実践を3つのキーワードでまとめてくださった第1章、特にお薦めの章です。
年明けには、井庭さんとの対談が収録された本が出ます。
『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭崇 編著, 鈴木寛, 岩瀬直樹, 今井むつみ, 市川力) 慶應義塾大学出版会
いやあ、このメンバー気後れするわ…
さらには、『今すぐできる学校改革の提案(仮)』も3月までには出る予定。
さあ、年末はゲラチェックだー。
ではちょっと早い昼休みを終え、仕事に戻ります!
つけたし
なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか――すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる
- 作者: ロバートキーガン,リサラスコウレイヒー,中土井僚,池村千秋
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/08/09
- メディア: 単行本
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