いわせんの仕事部屋

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教職大学院での授業。

昨日は「学校教育ファシリテーターの養成」の授業。

 

前半での学びを踏まえて、後半では、ひとり一人の関心をベースにチームを作って、オリジナルワークショップをデザインし、実際にやってみる時間となっています。

今日も4本のワークショップ。

「断捨離ワークショップ」「学習の真正性ワークショップ」「OJTワークショップ」「若手育成ワークショップ」。

 

それぞれのワークショップがまたおもしろい。現職院生、学卒院生が混じって本気で組み立てていて、どれもこれまでにないユニークなワークショップです。
ワークショップが終わると、参加者から、参加者視点の忌憚のないフィードバックをもらいます(時には厳しい・・・)
このフィードバックが貴重。企画・運営と実際のズレが見えてきます。
ワークショップが終わり、フィードバックをもらい、授業も終了後、自主的に残って遅くまで振り返りを行っているチームもいくつもありました。振り返りこそ学び。
起きたことから何を学ぶか。そのことの価値を体感するのが教職大学院の役目の1つです。
さきほど数人からはメールで長い振り返りが送られてきました。その振り返りの深まりに、これからの学校教育の可能性を感じています。

 

人の力はすごい。

 

学生の皆さんの姿に、公教育の変わる可能性を確信します。
学び続ける人は、たいていのことはクリアしていくのだろうな。
なによりうれしいのは、この授業を超えて様々な場面でファシリテーションを活かした場づくりが起きていること。
日常になってきていること。授業以外の場面で、「自分たちで場をよりよくしていこう」という動きが見られます。
「場のつくりかた」へのアンテナが高くなっている。

 

公教育は変わる。なぜなら、人には力があるからです。

 

結果としての仕事に働き方の内実が含まれるのなら、
「働き方」が変わることから、
世界が変わる可能性もあるのではないか。
この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、
世界が変わる方法はどこか余所ではなく、
じつは一人一人の手元にある。

 


(『自分の仕事をつくる』 西村佳哲 晶文社 )

 

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