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いわせんの仕事部屋

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学習の個別化

学習の個別化について、そろそろ覚悟を持ってまとめなくちゃなと思っています。

教育誌の原稿には、「公立小学校だからこそ学習の個別化を」で、

いちど概略をまとめました。

 

授業づくりネットワークNo.19―格差と授業。 (授業づくりネットワーク No. 19)

授業づくりネットワークNo.19―格差と授業。 (授業づくりネットワーク No. 19)

 

 

 

仕事が変わってバタバタしてしまって、大切な仕事だとわかっていながら棚上げしてしまっていた。(海より深く反省)。

 

 ...いつ何を学ぶかがかなり決められてしまっている学びのあり方は、考えて見ればひどく非効率的なことです。
子どもたちの興味・関心はそれ ぞれ異なっているし、学ぶスピードも、また自分 に合った学び方も、本当は人それぞれ違っているはずだからです。にもかかわらず、いつ何をどのように学ぶのかが一律的に決められてしまうのは、少なくとも子どもたち一人ひとりの学びの観 点からすれば、やはり非効率的なことといわなければなりません。
(苫野一徳『教育の力』 講談社 現代新書、2014、73頁)

 

 

 

 

苫野さんのこの言葉に共感します。

でもボクらは長らく、公立校の大人数の教室で学習の個別化は難しい、と思い込んできました。多様なメンバーがたくさんいる中、とても学習コンテンツもプロセスも先生一人で管理できない、と。

 

でも実はそんなことないのですよね。やってみたら簡単にブレークスルーしました。

そん教室はどんな風景か。

それはこの絵本の中にあります。

もちろんまだまだ途上です。

 

きょうしつのつくり方

きょうしつのつくり方

  • 作者: 岩瀬直樹(原案),プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ),荻上由紀子,苫野一徳,寺中祥吾
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2015/11/16
  • メディア: 単行本
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学習の個別化は決して「孤立化」ではありません。

一人で黙々と進めるのなら家でやればよい。

ネットコンテンツの急速な発展により、何も学校に来なくても一人で学習する条件は整っています。非常に個別化で、進捗も管理してくれる。

そこでの問題点は何か?

一つ目は、それは先にも書いた「孤立」が起きること。

「わからない」が「わかる」に移行する際に、自分の力以外になくなってしまいます。

行き詰まってしまったときどうしようもなくなってしまう。

その学びの環境は必ずしも安心・安全とはいえません。

 

二つ目は、実践の方法によっては格差の拡大につながること。

「個人の責任で個人で進め個人で責任をとるモデル」になりかねません。

 

三つ目は、学びのブレイクスルーが起きにくくなること。

四つ目は、「自由の相互承認の感度を育む」機会を失ってしまうことです。

これは「なぜ学校はあるのか」ともつながりますが、また改めて。

 

では学習の個別化を支えるのは何か。

それは信頼がベースとなった「ゆるやかな協同文化」だと考えています。

 

ここをちゃんと描きたい。

そしてある程度汎用性のあるモデルを描き出してみたいと思います。

 

さあ、そろそろ腹を決めよう。

がむばれ、おれ。

共同研究で実践的な研究もしてみたいなあ。

どんなことができるかなあ。

どうもこの1年、抽象的なことに走っていたので、また具体に戻ろう。

 

 

 

togetter.com