いわせんの仕事部屋

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「みんなの学校」自主上映会

現職の院生のご尽力で、
火曜日「みんなの学校」の上映会&お菓子を食べながらの対話の会。
教員も何人か参加しての自主的な学びの場です。
50名近くの院生が集まっての会となりました。
ボクも参加させていただきました。


見るのは2回目ですが、
2回目見るとまた感じることが違います。


木村校長の信念はどこから育まれたのだろう。
口で同じことを言う人はいる。
頭ではわかっている人もいる。
でも木村さんは、肚落ちしている。
彼女の「根っこ」になっている。
熱い校長だけれど、熱いだけじゃない。
その「根っこ」は決して独善的なものではなく、
おそらく社会や人との間で何度も何度も検証しながら
鍛え上げてきた「根っこ」だからだ。
ご自身の生き方として体現してきた「根っこ」。
もちろんそのプロセスでは、想像を超えるぐらいの大変なことがあっただろう。
だからぶれない。言葉に嘘がない。
人に伝わる。人が動く。


そしてボクたちは、どうすればその「根っこ」を創ることができるだろう。
きっと小さな種は自分の中にある。
その種をどうやって育てていけばいいのだろう。
学ぶこと。
振り返ること。
自分の知らず知らずの価値観や信念、ゲシュタルトを意識に乗せること。更新すること。


そして何より身体・五感をつかった直接体験。
なぜ学校にいくの?
これからの時代、どう変化していく?
どんな職業が生まれる?
社会はどうなる?
そんな中で学校で何を学び、どんな職業観を持てばいいの?
そんな時代の学校の意味は?
教育の本質と自身の信念まで掘り下げて考える必要があるなと考えた2時間でした。
苫野一徳さんと対話したことや、富士ゼロックスの荒井恭一さんのお話を聞いたときのことが思い出されました。
(肚の知は荒井さんのお話で聞きました)


映画の後の「持ち寄ったお菓子を食べながらの対話」も
学ぶことの伸びやかさがあふれた時間でした。
ついつい実践を批判的に言及したくなるボクたちですが、
教育の原点は「共感」だとボクは思います。
「共感」からボクはスタートしたい。
「よい」と思ったことを素直に受け止め、「なぜ私はそれをよいと思ったのか。そしてそれは妥当なのか?」を突き詰めたい。
このような場をプロデュースしてくださった院生の方に心から感謝です。