いわせんの仕事部屋

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できる方法を考えよう

教職大学院の授業、「学校づくりと学級経営」の5回目は、
(株)LITALICOの野口晃菜さんをお招きして、


「子どもの多様性を大切にした学校・学級とは〜インクルーシブ教育の視点から〜」


というテーマでご講義いただきました。

講義の中で生まれた「問い」やもやもや。野口さんの願い。
いや、野口さんの願いは、一人ひとりの具体的な子どもの願い。

「ホントそうですよね!」とサクッと共感してそのまま思考停止するのではなく、
「そんなの理想論だよね」と、そのまま思考停止するのでもなく。

野口さんの問いかけ、
「できない理由ではなく、できる方法を考えよう」
を大切にしたい。
その先には、具体的な子どもたちがいます。
院生の方々から届く振り返りは本当に様々です。
焦って答えをだすことはありません。
ボクたちは、もやもやした問いを抱えながら、どうすればいいか考え続け、学び、なんども試行錯誤し、振り返る。何度も問いに戻る。
それを大切にしたいです。
ボクの妻は通級指導の教員。


今日帰ってきてから一緒に振り返りをしました。
「一緒のことをやらないと将来困る!といって同じことをやらせようとする先生がいるし、そういう意見をよく聴くけど、それに対しての答えは私はハッキリしたんだよね。そうやって一緒のことを!同じに!ってやることで、その子たちは自己肯定感とか自尊感情とか粉々にされちゃうんだよね。その子だけに特別なことをするんじゃなくて、すべての子にそれぞれ必要なことをする。それが公平なんだと思うんだよね。特別じゃなくて普通なことだと思うんだ。」
と妻。
本当にそうだなあと。


ここ2回、「よい学級とは?」をモヤモヤと考える時間が続いたので、来週から何回かは具体的なメソッドについての授業にしたいと思っています。信頼ベースのコンテンツを体験的に学びます。
子どもたちと真摯に向き合い、真摯に教育に向き合い、研究・実践されている野口さんの言葉の力強さに、ボクも今深く内省しています。
ボクにできることを考えよう。ボクもまだまだだ。
ステキなステキな時間でした。
野口さん、貴重な学びの機会をありがとうございました!
この出逢いに感謝です。