いわせんの仕事部屋

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『励ます力』で幸せを考えた。

ステキな本に出会いました。


Z会の長野正毅さんのブログがもとになった本です。
http://www.zkaiblog.com/akarui


ついつい読み浸ってしまいました。

学校の先生としての自分、親としての自分にグッと入ってくる文章。

この本の特長をワンワードで言うならば、


人の幸せを丁寧に見つめた本


とでもいえるでしょうか。
長野さんが近くで自分に語りかけてくれているような本。

読んでいて気がつくと、
自分の普段の振る舞いを自然に振り返ってしまっていました。

目次
第1章 子育てに迷ったときに
(言葉のまえの環境作り/ 自分自身になりきる/ 家庭内での挨拶 ほか)

第2章 自分の人生を見失ったときに
(人生が面白くないのはなぜなのか/ 幸福のリスト/ 王国の帝王 ほか)

第3章 何かを学びたいときに
(心のざわめき/ 授業の受け方/ テストの復習はどのようにするのか ほか)

何度も読み返したくなる言葉がつまっています。


ついついカッとなってしまう人に、

相手に原因があるのではなく、自己のエネルギーの上昇が原因だという事実さえ冷静に見ておけば、怒りを誘発した相手と爆発寸前のあなたのあいだに、もう一人高いところから自分を見ているあなたが生まれます。そこに救いが出てくるでしょう。


本当にそうですね。


人間は未熟な自分もまるごと信頼してくれる他者の存在によって、徐々に自己信頼を獲得していくのです。

先生の役割ってまさにそうだなあ・・・・


ボクが一番好きな話は、

心の舟


そしてあとがきです。
(詳細は是非本を手にとってください)


長野さんの丁寧さと誠実さ。
読みながらボクは長野さんの生徒になったような気分になりました。
本を通じてあり方が伝わるってすごいな・・・
きっと長野さん自身が、常にご自身を振り返っているからでしょう。
そして言葉の一つ一つがご自身にも向けられた言葉だからじゃないかなあ。

「幸せってなんだろう」
ということをじっくり考えるきっかけになりました。

ベッドサイドにおいて、何度もぱらぱらと読み直す本です。

学校の先生はもちろん、保護者の方にお薦めです!

いやあ、新年早々いい本に出会った−。