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いわせんの仕事部屋

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絵本で国語。

もう5年前ぐらいの実践にはなりますが。

ボクが勤める大学院の院生で、「読み方」をテーマにしている人もいるので、

ヒントになるかもしれない、という思いも込めつつ、

ブログで絵本のことを書いたので忘れないうちに。

国語の授業が教科書だけじゃもったいない。

 

 

 

国語の時間に、「優れた読み手が使っている読み方の方法」の1つ

「質問する(クエスチョナー)」のミニレッスン。

 


1,バーバラ・レーマンの字のない絵本『ミュージアム・トリップ』を、まず名にも説明せずに読み聞かせをしました。読み聞かせと言っても字がないので,ページをめくっていくだけですが・・・・・「あ、字がない!」「え?どういうこと?」「もう終わり?よくわからなかったー」という反応。

ミュージアム・トリップ (児童図書館・絵本の部屋)

ミュージアム・トリップ (児童図書館・絵本の部屋)

 


2,次に、同じバーバラレーマンの字のない絵本
『レッド・ブック』を用意。

レッド・ブック (児童図書館・絵本の部屋)

レッド・ブック (児童図書館・絵本の部屋)


 今度は先ほどとは違う方法で進めます。

 

3,「今度は、みんなが普段の読書の時に使っている『クエスチョナー』をしながら読んでいきます。さっきと同じように字のない絵本なんだけど、どんどん質問を考えながら読んでいこうね」

 


4,表紙の絵からスタートです。近くの3,4人の人と質問を出し合います。
  何人かの人に発表してもらいますが,特にその答えを話しあったりはしませんでした。
 「そうだよねえ。それ知りたいよねえ」「ああ、いいしつもんだー!」
 「同じような質問考えた人いる?」

 


5、ページをめくっていきながら、3,4人で質問を出し合いながら読んでいきます。
 (4と同じく何人かの人に発表してもらいます)
 ボクもモデルとして、思いついた質問を子ども達に話します。
 質問を出しながら読んでいくと、ぐいぐい本に引きつけられていくのが前で読んでいても伝わってきます。
 
本を読み終えたとき、子ども達から拍手が起きました。1冊目と大きな違いです。

 


6,振り返りです。「2冊読んだけど、質問を考えて話しあいながら読むのと,そうでないときとでは、どんな違いがあった?」と振り返ります。
 近くの3,4人で聴きあったあと、全体でシェアします。

 

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・冒険みたいだった!
・本の中に入ったみたい
・おもしろかった
・1冊目はなんか本が他人みたいだったけど、2冊目は自分もやっているって感じ
・答えが気になる
・知りたくなる
・いろいろ想像するようになった
・いろいろ考えるようになった
・深まった
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「質問しながら読む」「友達とシェアしながら読む」ことの価値を感じてくれたようです。

この後、自分が読んでいる本に対して、質問を考えながら読んでいきます。

10分くらいでできるレッスンでオススメです。
次は,他の本で質問の質を高めていくミニレッスンなどをするとよいな。

 


なおこのレッスンは、以下の本の101ページのレッスンをもとに、アレンジしてつくりました。
吉田新一郎さんの本。
ちなみに以下の本に使われている写真は,以前担任したボクのクラスの様子です。
とてもいい本ですので、是非手にとって見てくださいね。

「読む力」はこうしてつける

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