いわせんの仕事部屋

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小学校に読み聞かせにいってきた。&読み聞かせリスト1

今日は学期に2回の「読み聞かせボランティア」の日。

いい天気の中出発!

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小学生の娘の学校に張り切って行ってきました。

1学期、元気のいい2年生と最初の出会いで読んだのは、

 

じごくのそうべえ (童心社の絵本)

じごくのそうべえ (童心社の絵本)

 

 

 

メチャクサ

メチャクサ

 

 

とにかくみんなでゲラゲラ笑えるのからスタートしました。

この2つは、もう空で言えるぐらい読み込んでます。

「きっとここでわらってくれるな」というのもわかっているので安心。

 

みんなでゲラゲラ笑って楽しみました。

楽しみを共有するって、人間関係にとってとっても大切。

この本は、そのまま教室に置いてもらいました。娘に聞くと、なんども多くの子が手に取ってみてくれていたみたい。

話がわかっているのを何度も見るのも楽しいのですよね。

 

2回目は、対話型読み聞かせにチャレンジ。

 

アメリカにはダイアロジックリーディングという領域があり、
日本でも加藤映子さん(大阪女学院大学)らが取り組まれているそうです。
絵本の途中で立ち止まり、対話で読み深めることで、
自分に引き寄せ、友達と物語や感情を共有する一体感を育みます。

 

表紙で、「題名と表紙からどんなお話だと思う?」

と聞いてスタート。 

 

ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)

ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

先の展開がわくわくする本をセレクトして、

「ねえ、みんなだったらどうする?」

「この先どうなると思う?」

と時々対話を挟みながら読みました。

 

今日は3ヶ月ぶり!

随分間が空いてしまったのでもう一度楽しい本からスタート。

 

落語絵本 はつてんじん (落語絵本 (3))

落語絵本 はつてんじん (落語絵本 (3))

 

 

これも十八番。

 

「みなさんお久しぶりです。ボクのこと覚えてますか?」

「覚えてる−!●●ちゃんのパパ−!」

「あー、うれしいなあ!覚えていてくれたんだね。では今日も楽しい本読んじゃいます!では愛と思いやりを持って前に集まってください−!」

 

やんちゃ君ほど、ボクのすぐそばに。

最初に簡単な手遊びをしてからスタートです。

すごくよく聞いてくれて、幸せな時間でした。子どもたちの名前も随分覚えてきて、関係もできてきました。このような場が、ボクだけではなくいろいろな保護者に日常的にあるといいな。

真剣に聴き、そして笑顔になっている子どもたちの姿って本当にいいなあと思います。

 

 

それにしても、他のクラスで読み聞かせしている保護者の人とコミュニケーションとるチャンスもないのも残念。

 

学校に「カフェ」や「ラウンジ」があって、気楽に集まってお茶したりしながら、学校のこと手伝ったり、読み聞かせしたり、参観したり、参加したり、気楽におしゃべりしたりのような「たまり場」があるといいのになあ。

 

絵本の読み聞かせが子どもたちの日常になるといい。

ボクは本気でそう思っています。

学級で毎日、たった5分でもいいからあれば、それだけで本と出会える。

お話の世界を楽しめる。結果として(あくまで結果として)、クラスの雰囲気もグッと温かくなります。

大人だって読み聞かせはうれしい。

1冊の絵本で対話することだってできます。

 

読み聞かせのスタートにオススメな本は、上記の本の他は、以下の通り。

 

かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)

かずあそびウラパン・オコサ (絵本・こどものひろば)

 

 みんなで数遊びで声をそろえて読むとステキ。

 

 

じがかけなかったライオンのおうさま

じがかけなかったライオンのおうさま

  • 作者: マルティンバルトシャイト,Martin Baltscheit,かのうのりたか
  • 出版社/メーカー: フレーベル館
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 大型本
  • クリック: 2回
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狭山市立図書館の司書のYさんに教えていただいた本。

国語の授業開きにもステキ。声もそろえたくなっちゃう。

 

いいからいいから

いいからいいから

 

 このシリーズはあったかっくて笑えます。

 

へっこきあねさがよめにきて (おはなし名作絵本 17)

へっこきあねさがよめにきて (おはなし名作絵本 17)

 

 おならは鉄板です。

 

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

 子どもたちと「どっちがいい?」とやりとりしながら読むと楽しいです。

うちの娘も好きだったなあ。

 

どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))

どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))

 

 ボクが子どもの頃、大好きだった本。

母に毎日のように読んでもらっていたなあ。

 

ぬきあし さしあし しのびあし〜♪

 

今でも空で言える台詞がたくさんあります。

 

だめよ、デイビッド (児童図書館・絵本の部屋)

だめよ、デイビッド (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

 

デイビッドがやっちゃった! (児童図書館・絵本の部屋)

デイビッドがやっちゃった! (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

 

デイビッドがっこうへいく (児童図書館・絵本の部屋)

デイビッドがっこうへいく (児童図書館・絵本の部屋)

 

 低学年に大人気!かと思いきや6年生にも大人気。

 

いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー (あかねせかいの本)

いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー (あかねせかいの本)

 

 個人的に大好き。先生のセリフで主人公をフルネームで呼ぶのがゆかい。

 

 

ハンタイおばけ

ハンタイおばけ

 

 なんでもハンタイになっちゃうおばけ。

その日1日「ハンタイごっこ」がはやります。

 

 

1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし

1つぶのおこめ―さんすうのむかしばなし

 

 算数の時間に読んでも楽しい。しかけもなかなかです。

 

 

あらまっ!

あらまっ!

  • 作者: ケイトラム,エイドリアンジョンソン,Kate Lum,Adrian Johnson,石津ちひろ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 大型本
  • 購入: 2人 クリック: 30回
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 クラスの子が教えてくれた絵本。

「あらまー!」と声をそろえるのがたのしいです。

 

 

以上は気楽に楽しい絵本たち。

ちょっとしっとりしたお話も読みたいですね。

 

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)

 

 新学期、ボクはこんな先生になりたい、と読むことがあります。

実話、なんですよね。

 

ホームランを打ったことのない君に

ホームランを打ったことのない君に

 

 長谷川集平の本はどれもすきだけど、これもいいなーと思う。

タイトルがまたいい。

 

 

急行「北極号」

急行「北極号」

  • 作者: クリス・ヴァン・オールズバーグ,Chris Van Allsburg,村上春樹
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2003/11/10
  • メディア: 大型本
  • 購入: 4人 クリック: 61回
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名前のない人 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集)

名前のない人 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集)

  • 作者: 村上春樹,Chris Van Allsburg,クリス・ヴァン・オールズバーグ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1989/09/01
  • メディア: 大型本
  • 購入: 1人 クリック: 9回
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 オールズバーグは高学年としっとり共有したい絵本。

 

きみの行く道

きみの行く道

 

 卒業前にプレゼントしたい。

 

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

だいじょうぶ だいじょうぶ (講談社の創作絵本)

 

 これも卒業や進級の時に読みたいなあ。泣いて読めなくなっちゃうけど。

 

 

 

サルビルサ

サルビルサ

 

 「対立」をテーマにしたプロジェクトの時に読みました。

これすごいっす。さすがスズキコージです。

 

 

以上思いつくままに、ボクの読み聞かせ定番本シリーズでした。

こんなことを書くつもりじゃなかったのについつい。