いわせんの仕事部屋

Mailは「naoki.iwase★gmail.com」です。(★を@に変えてください。スパム対策です)

ドアを開ける

研究室のドアを開けっ放しにして、はや1週間。

 

大学院に来てから1人の時間がとても多い。

院生の皆さんとコミュニケーションとる機会が少ないなあと寂しく思っていたのです。こんなにウェルカム感を出した部屋なのに。

 

f:id:iwasen:20150721105245j:plain

 

 

この感じが逆に引くのか、もしかして!!

 

が、その話をある院生としたら、

「どの先生もお忙しそうで、声をかけていいか躊躇するんですよね」

「なんか入りづらくて」

との声。

 

 

 

 

なるほど。

 

ドアが邪魔していたのね。

というわけで、開け放つことにしました。

f:id:iwasen:20151009181414j:plain

 

最初の頃はあまり効果ないなあ、と更に寂しくなっていたのですが、

徐々に増えて参りました。

今日は続々と来て、授業の話、学校の話、教育の話、研究の話いろいろできて幸せな時間でした。

 

人と人との間にはドアがある。

コミュニケーションをとりたい!と思っていても、

実はこちらのドアが閉まっている、という場合があるんですよね。

相手のドアをどう開けるか、よりも

まず自分のドアを開ける。

そうすると、うっかり入ってしまう人が増える。

 

相手のドアを「あけろー!」とガチャガチャするより、

自分のドアをそっと開けて、静かに待っていたら、

必要なコミュニケーションは生まれるんだよなあ。

 

あの人はわかってくれない。

あの人との間には壁がある。

あの人はどうも苦手。

あの人は自分を嫌ってる感じがする。

あの人とはあわない。

 

 

なんかそう言いたくなる時って、

実は自分のドアを頑丈にしめていて、

相手が入ってくる余地も、相手が見えるような隙間も、

空いていないことが多いんだろうな、きっと。

 

まず自分のドアを開ける。

  

問題は冬だよなあ。凍え死にそう。

 

 

追伸。

 

大学もまた実践の場であるという当たり前の事実に気づき、
今日は前から実践してみたかった授業をTTの授業の中で60分もらって実践。

あー、楽しかった。もちろん改善点もいろいろ。
やってみて気づくことがあります。

 

今日は実習のリフレクションをメタリフレクションして、
これから探求していく「問い」をつくるワーク。
そのワーク自体を、

現場に出たときに授業に生かせるフレームという入れ子構造にしてみました。

週末に院生の「振り返りジャーナル」が届きます。

このような教師教育の「授業実践」自体を「実践研究」として記述していき、共有するような場があるといいな。

f:id:iwasen:20151009155903j:plain