いわせんの仕事部屋

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国語の授業開き

今日は国語の授業開きにこの絵本を読みました。

モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本

モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本


ぼくはこの絵本が大好き。
映画から作った絵本で、そのことでこの絵本の作品性には賛否両論あるみたいだけれど、
ぼくは好き。



本のステキさが感じられる絵本です。
この本を丁寧に読み聞かせ。

終わったら感想を少人数で対話しました。

そして、話しました。


               *  *  *

ぼくはね、本を読むことが大好きで、みんなにもこの1年、本を読む楽しさを味わってほしいなあと思っているんだ。
この教室にもたくさんの本があるけれど、ステキな本がたくさん眠っています。
ぜひ発見してみてね。
もしかしたらあなたの考え方や価値観、人生を変える本に出会えるかもしれないよ。


ぼくは大学の入学式で、神吉宇一君に出会いました。
気が合いそうにないなあと思っていたけれど、いろいろ話しているうちに子どもの頃に一番好きだった本が、

さよならは半分だけ (児童読物傑作集―青葉学園物語)

さよならは半分だけ (児童読物傑作集―青葉学園物語)

のシリーズだったということで、一気に仲良くなったんだ。他にも一緒の本たくさん読んでいて、本のことで盛り上がって、それがきっかけで今でもかけがえのない親友です。
今では何年かに1度しか会わないけれど、それでも大丈夫なくらい信頼してる。
本ってこんな出会いもつくってくれることがあるんだよね。



中学生の時にね、チンギスハーンの伝記を読んでモンゴルに興味を持ったんだ。
そしてモンゴルの写真集を見て、ああ一度行ってみたい。(写真集を見てもらう)
チンギスハーンが走った草原を自分も馬で駆けてみたい。
そう思い続けていたんだよね。そして新婚旅行でそれを実現させた。(笑)

ああ、あのとき読書で想像した世界はこんな風景だったんだ−。と本当に感動した。
こんな風に読書は世界も広げてくれます。


高校生の時に読んだ灰谷健次郎の『兎の眼』。
ぼくが先生という仕事に興味を持ったきっかけでした。
将来の仕事が見つかることもあるんだよね。


今でも、読み始めたら本に夢中になって夜眠れなくなるくらいのこともあるよ。
みんなもある?
ぼくは昨日、『村上海賊の娘』読み始めたら眠れなくなってね。ずーっと読んでた。
過去の世界に自分がタイムスリップして、その時代を生きているような感じだった。
本の中に入り込むって、モリスレスモアみたいだよね。


みんなにもたくさんのいい本に出会ってほしい。
たくさんたくさん本を読む1年を一緒に創っていこう。



             *   *   *

おおよそこんな話をしました。
そして記念すべき1冊目の本を一人一人読み始めたのです。


選書に迷っている人には、一緒に本を探しました。
これもまたステキな時間です。


さあ授業もスタートしました。
あ、申し遅れましたが今年度は6年生を担任しています。



この絵本、是非手に取ってみてください。
映画も実に実にステキです。
今日、給食の時間に子どもたちと、しんみりとみました。



いい1年にしていきます。