でました!『話し合い活動ステップアッププラン』!
ついにでました!待望の1冊。
話し合い活動 ステップアッププラン: ホワイトボードで学級が変わる!! (教育技術MOOK)
- 作者: ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/03/17
- メディア: ムック
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信頼ベースの学級ファシリテーションの提案を一緒にしている、
ちょんせいこさんの新刊です。
この本の特徴はなんと言っても「読みやすい」ことです。
今までボク達が一緒に書いてきた本は、
どちらかというと「読み応えアリ」でしたが(涙)、
これはイラストも豊富で、
見開き2ページで1テーマになっているのでとっても読みやすく、
わかりやすいです。
発散-収束-活用のプロセスも3コママンガのようになっていて、
これまたわかりやすい。
なるほど、こんなふうにまとめるといいのかあ。
初任者の人でもこれをみればすぐに実践できる、
それくらいわかりやすい。
この「わかりやすさ」ってホントに大事です。
子ども自身がこれをテキストにして「ファシリテータートレーニング」ができるでしょう。
(あ、これを書いて来年度はそれをやってみたくなった)
読みやすいからと言って内容が薄いわけではない。
むしろ大事なことに徹底的にそぎ落とし、昇華された感じ。
本の編集も見事ですし、冒頭に紹介されている3クラスの写真も、
実践をイメージするのを助けてくれます。子どもたちの顔もいい。
うん、確かにこういう顔になっていくんだよなあと、
自分のクラスの子を思い浮かべながら読みました。
教室で取り組むときのステップを4段階に分けているのも特徴です。
いきなり大きなチャレンジにせず、小さな階段で成功体験を積み重ねながら、順番に取り組んでいけるのです。
その結果、3ヶ月ぐらいで、子どもたちがファシリテーターとして成長し、
自分たちだけでホワイトボード・ミーティングができるようになっていきます。
個人的には62〜63ページの、
「ホワイトボード・ミーティング」誕生秘話を読んでいただきたいです。
ちょんさんがどのような道を歩み、
そしてどんな必然からホワイトボード・ミーティングを開発し、
そしてそれが本書にどうつながっていくか。
ボクとの出会いも書いてくださっています。
ボクたちのチャレンジはここまできたんだなあと感慨ひとしお。
4月の新たなスタートを前に。
すべての人に手元に置いておいてほしい1冊です。
ボクもこんな本を書きたいなあ。
この本を読んで実践してみてください。
そして子どもたちが力を発揮し始めたら、ぜひ下記の本も。
読み応えありありですが、必ずあなたの役に立てると確信しています。
よくわかる学級ファシリテーション3―授業編― (信頼ベースのクラスをつくる)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
- 発売日: 2013/05/20
- メディア: 単行本
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