いわせんの仕事部屋

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夏の読書7冊目

夏の読書7冊目はこれ。

子どものことを子どもにきく (新潮OH!文庫)

子どものことを子どもにきく (新潮OH!文庫)

★★★★★

絵本作家でおもちゃ作家の杉山亮さんの本。
お父さんでもある杉山さんが、年に1回、息子にインタビューした記録です。
3歳〜10歳の毎年のインタビュー。
ホントおもしろいです。

ボクはもうずいぶん前、岩波書店から出ていた同書を読み、
それ以来わが子にインタビューしています。

「子どものことを子どもに聞く」というコンセプトは、それ以来、クラスでもずっと大切にしています。

杉山さんとはご縁があり、20代のころに、杉山さん編集の本に授業プランを載せていただいたことがあります。


朝の連続小説〈2〉―子どもと楽しむおはなしの時間

朝の連続小説〈2〉―子どもと楽しむおはなしの時間



           *  *  *

先日読んでいた、『知の逆転』(NHK新書)に、印象的な言葉がありました。


チョムスキーへのインタビューで、インタビュアーが「若い人への推薦図書をあげてください」と質問したことに対して以下のように答えています。

一番いいのは、自分で探して、驚くようなこと、予想もしなかったような本を発見するということでしょう。リストを提供することは、その予想外の驚きや探し当てる喜びというものを、多少なりとも奪うことにもなる。自分で発見する喜びというのは、指示に従った場合よりも、はるかにエキサイティングで価値の高いものです。ある特別な分野における推薦図書というものを挙げることはできるかもしれませんが、その場合でも、個人によって推薦内容はまちまちになってくるわけですから。


共感。この夏、ぜひ子どもたちには図書館や本屋さんに行って、本を探してほしいなあ。
この感覚、すごく大事だなあと思います。本と出会いにかぎりませんね。


           *  *  *


昨日は年長さんと、「モンスターズユニバーシティ」を見に行ってきました。
小5息子は、サッカーの合宿に行き、高校生娘は友達の家へ。オクサンは勉強に出かけているので、昨日も今日も年長さんと2人で楽しく過ごしております。