いわせんの仕事部屋

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「オニミチ」もいいけど、新作「てがみち」もいい!

昨日はクラスのセパレーションの日。
最後のセパレーションの授業を公開しました。
同僚6人が見に来て下さいました。
感謝。
後にも先にも、最後の授業を公開する事なんてないだろうなあ・・・・

子ども達は力強く旅立っていきました。
ボクも負けていられない。


さて、今度のボクの新刊本

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ


には、なんと付録に「チームゲーム」がついてきます。


「チームゲーム」というのをご存じですか?
たとえば、ボクの友人、中川綾さんが開発した「オニミチ」というチームゲームがあります。

http://www.asobusiness.com/goods/index.html



「オニミチ」とは、チームゲームの一つで、友達と楽しく遊びながら、人との関わり、助け合いを学べるボードゲームです。
一見普通のボードゲームなのですが、勝ち負けを決めたり競争するのではなく、参加者がみんなで協力してゴールを目指します。
「鬼が目覚める前に、5つの宝を取って、持ち帰ろう」というストーリー。
しかし、駒は1つしかないので、みんなで作戦を練り、対話を重ねながらゴールを目指さなくてはなりません。その中で自然にコミュニケーションが生まれ、チームワークが高まっていきます。
子ども達が本当に楽しそうに話し合いながらやっている姿が本当にステキです。
勝ち負けではなく、みんなが仲間になれる。ハラハラドキドキ、成功も失敗も、喜びも悔しさもみんなで共有できる。そして遊んでいるうちに自然に仲良くなってしまう。
ステキなクラスづくりにはなくてはならない体験です。
さらにおもしろいのは、「ルールはみんなで合意すれば自由に変えてよい」ということです。もっと難しくしよう!など自分たちで創意工夫ができます。

               *  *  *


そして、この本についてくる新作チームゲーム。
その名も「てがみち」。中川さん作成です。



「まちの郵便屋さんが手紙を届けようとしていると、強い風がゴーッと吹いて、
手紙と封筒があちらこちらに飛んで行ってしまいました。
郵便屋さんが手紙と封筒を見つけるのを手伝って、5つの家に届けましょう!
さてさて全部の家に届けることができるかな?

簡単そうに見えますが、
橋の上にヤギが立ちはだかったり、橋が壊れて通れなくなったり、
風がふいてせっかく見つかった手紙を見失ってしまったりと、
なかなか順調にいきません。
うかうかしていると、一枚も届けられずに島からでられなくなってしまいますよ!」


こんなストーリーのチームゲームです。

特徴は以下の通りです。
・駒はひとつだけ。プレイヤーみんなで知恵をだしあって作戦を考え、ゴールをめざします
・勝ち負けを争わないので、腹の探りあいや足の引っ張りあいではなく、前向きな会話が生まれます
・クラスでの班替えのときや、家族の会話のきっかけづくりに使えます



この「てがみち」、オニミチに負けず劣らずオモシロイ!
ボクのクラスでも1時間、あーでもない、こーでもないと相談しながら楽しそうにあそんでいました。
遊んでいるうちに自然にいい関係が築かれていく。
クラスのスタートや席替えにオススメです。




子どもたちの感想を紹介しますね。

★オニミチのつぎに「てがみち」をつくれるなんて、すごいなー!と思います。私はこういう協力ゲームがとても好きで、対戦ゲームよりこっちのオニミチ&てがみちはとてもすきです!

★オニミチも楽しかったけど、てがみちもおもしろかったです!すごくやりやすかったです。みんなで笑いながらやれて楽しかった!少し難しかったけど、みんなで協力してクリアできて良かったです。


★とっても楽しかったです!なぜかというとチームワークがよくなるし失敗したら、あーーとかいって、笑いながら集中してやったからです。私の班は私以外男子だけど、てがみちで、もっとこのチームが深まった気がしました。

★「意外とかんたんそうじゃん」と思ったけど、実際やってみると、こわれた橋がいっぱいできて、それからヤギがどんどん道をふさいでいって、最後の1枚が届けられないでゲームオーバーになっちゃいました。それから何回かやったけど、まったくクリアできませんでした・・・
このゲームのいいところは、実力には関係ないので、だれでもすぐでいることです。
とってもおもしろかった!

★チョーおもしろかったです。オニミチよりおもしろかったかも。(もちろんオニミチもすごくおもしろい)ルールをそのままでやってみるとできたけど、ルールを変えるとすごく難しかったです。ルールを変えてできるというのは、すごい発想!



この「てがみち」。教室内でならコピーして使用可です。
(中川さんありがとう)

是非クラスの子どもたち、ご家庭で楽しんで下さいね。

こんなときだからこそ、子ども達に笑顔を届けたいです。



                    *  *  *

やっと本が配本されはじめました。
まずは、とんたんさんが取り組まれているプロジェクトにこのゲームをお送りします。

頑張れ日本! 頑張れ福島! 頑張れ子どもたち!

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/tontan2/20110326