いわせんの仕事部屋

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保安官のバッチを捨てよう

先生がクラスで子ども達にどのような「視線」を向けているか、というのはとても重要だと最近考えています。

子ども達をどう見ているかが、先生の行動に影響し、そしてその行動は、子ども達の行動に影響します。


先生がいつも正義の光る「保安官バッチ」を胸につけ、何か「問題」を探しているような視線を送っているとどうなるでしょう。
目を光らせて問題を探し回っていたら・・・

例えば掃除の時。
先生が近づいてくるのが見えたら、すぐに一生懸命やっている「振り」をする。なぜか?注意されるから。

また先生の目には「問題」ばかりが目に飛び込んでくるようになります。探しているのだから当たり前ですね。
現実をマイナスの視点で捉えるクセができてしまいます。
そのような視線を送られている子ども達は、神経質になり、緊張し、そのようなモチベーションではやっぱり失敗してしまいます。
そのような失敗を保安官は見逃すはずもありません。。。。

このような関係性は負のループを生み出し、両者が疲れていきます。


「保安官バッチ」を捨てて、子ども達を信頼し、自主性を尊重してはどうでしょう?
子ども達のプラスの行動、子ども達の輝きに「視線」を向けてみるとどうでしょう?

掃除でもサボっている子の脇で、一生懸命やっている子がいるかもしれない。友達の手伝いをさりげなくしている子がいるかも知れない。

それらに注意を向けて、感謝し、認めることを繰り返していくと、子ども達は、クラスはどのように変わっていくでしょう。
自分に置き換えるとわかりやすいかも知れません。

先生が、自分たちの成功やがんばりを一緒に喜んでくれたり、励ましてくれたり、手伝ってくれたり、感謝してくれたりしたら?
ボクなら嬉しくてもっとやる気になる気がします。
先生はボクのいいところ、がんばっているところをいつも見ていてくれている。
これってすごく元気になると思うのです。

掃除中、授業中、先生がそばに来たら、緊張するのではなく、わくわくしちゃう感じ。これってすごく大きな違いです。


子ども達を信頼しよう。
信頼すればチェックする必要はありません。
「信頼」をクラスのベースにしよう。
子ども達を第一に考えよう。

子ども達のプラスの面に思いっきり注意を払おう。
そのためによく見よう。よく聴こう。

・・・・・・・・・・これは、実はボクができていること、ではなく、毎日自分に言い聞かせていることです。