いわせんの仕事部屋

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ブッククラブ3回目

先週行ったブッククラブ3回目の授業の概要です。
いよいよ来週が発表。
いつもの子ども達の様子を見ていただければと思っています。
だがしかし、だがしかし。

インフルエンザが流行ってきてしまいました〜。
学級閉鎖の危険も・・・・
このままでは大幅に予定が狂うなあ、と思いつつ、それもしょうがないですね。

どのタイミングで見てもらってもいい、ぐらいの自然体でいきたいと思います。


★ミニレッスン
いい話し合いのための「金魚鉢」。
8グループで、ペアのグループを決めました。
そのペア同士でお互いの話し合いを見合ってアドバイスする、という金魚鉢というアプローチを行いました。

前半のグループが10分間、いつも通り話し合い、ペアのグループはその回りを取り囲んで、話し合っているグループを観察しながら、

・いいところ、マネしたいところ
・改善点、もっとよくするには

の2点をひたすらメモします。
さながら、真ん中のグループは「金魚」、回りで観察している人が「金魚鉢」です。
前半4グループが話し合い。それを4グループの人が観察している、ということになります。


やってみるとわかりますが、見られながら話し合うのはなかなか緊張します。5分経過したあたりから徐々に緊張がほぐれていつも通りの話し合いに。

10分経ったところで、フィードバックします。

「まずよかったところはねー、お互いの目を見ているところがよかったな」
「距離が近かったのもいい」
「最初にノートを見せ合っていたのは、参考になるから良いと思う」
「意見に対する反応が多くていい」

「改善点は、一つの話題が短いところかな。もっと一つのテーマで話し手も良いと思う」
「ついつい手元の本に目がいって、話している方を見ていなかったのがもったいない」
「言葉はあらかじめ辞書で調べておいたら?その場で調べると、時間がもったいないよ」


とこんな感じでフィードバックします。
終わると交代。
観察していたチームが今度は話し合いです。
10分ずつ行ったのですが、いい緊張感でとてもいい時間でした。


子ども達の評判も上々で、
「気づかないところをいわれてよかった」
「これはたまにやった方がいいよ」
「2月に見に来る人ってこれより多いんでしょ?慣れるのにいいかな」
なんて言う意見も出ていました。


友達の話し合いを観察してメモする中で、自然に自分たちの話し合いの振り返りや改善になるのですよね。無意識のうちに自分たちの話し合いと比べるので。



★話し合い
「金魚鉢」が終わったら、アドバイスを活かして残り15分の話し合いです。
見られるプレッシャーから解放され、アドバイスを意識もして、とても活発な話し合いになっていました。


★振り返り
いつも通り振り返りです。




★子どもの振り返りより


「さいしょのほうはドキドキして言葉が出なかった。後の方から気持ちが落ち着いてきてしゃべれるようになった。アドバイスでそのことをいわれたから次の15分で挽回できた。アドバイスで、


・アイコンタクトが少ない
・コロコロ話が変わりすぎ
っていわれて、


続きの話し合いの時に、目標を


『アイコンタクトをする』
『一つ一つ話を変えないで、1つのことでいっぱい話す』



にした。
あと、イワセンにいわれた、
「声がちいさいよ」
も目標に入れた。意識して話していると結構達成できる。
2回目の話し合いでは、次の重要な人物について話した。重要人物は旅人とうぃにーとタック一家だと思う。
(後略)


      *  *  *

教師がよけいなことをしなくても、ちゃんと自分たちで改善していけるのですよね。


今週も話し合う予定でしたが、どうやらインフルエンザの影響で一時休止の可能性が。
もしかしたら2月6日は、この続きになるかも知れません。

ぜひ本を読んで参加していただけると嬉しいです。
『ザ・ギバー』『モモ』『穴』、等々。面白いですよー!