いわせんの仕事部屋

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育休日記

ボクは以前育児休暇を取ったことがあります。
それも1年。


子育てに1年間どっぷりつかる、子育てコミュニティにどっぷりつかる、専業主夫になるという貴重な貴重な体験をしました。
ちょうど子どもが1年生になるときでもあったので、1年生の保護者として学校に関わる、読み聞かせボランティアをするなど、学校を外から見る機会にも恵まれました。
育児ノイローゼになりそうにもなりましたが・・・(^_^;) )


このHatenaのブログは、「いわせんの仕事部屋」になる前、実は「育休とうさん日記」でした。
今はもう削除してしまいましたが。。


ボクの友人の相馬さんが、大学の授業で時々ボクの「育休父さん日記」を教材に使って下さっています。
先日、相馬さんのブログに、その時の学生さんの感想がアップされていました。
ボクの日記をこんな風に読んで下さるんだぁ、と何だか嬉しくなりました。
相馬さんからOKを頂いたので、転載しますね。



           *  *  *

今週は、これまで何度かご紹介している小学校教師をされている岩瀬さんが書かれた、「育休父さん日記」です。
この日記は、岩瀬さんが育児休業を1年間されたときに、ブログを使って日々の様子を書かれたものです。
現在このブログは公開されていませんが、お願いしてその一部を、授業や研修に使わせていただいています。

学生の感想を一部紹介します。

「お父さん目線だと、より大変さ・辛さが伝わってくる。お母さんが育児をするという考えが強いからこそ、お母さんの辛さは伝わっていかないんだと思った。」

「こういう人がダンナさんだったらいいな、と本当に思った。主夫っていうと女っぽいとか思う人もいるかかもしれないけど、これを読ませたい!自分が結婚して子育てを始めたら、ダンナさんに読んでもらおう!永久保存版や!こういう男目線のものや考え方がわかるものがもっと出回ったらいいなー」

「赤ちゃんを連れている人たちを見ると、楽しいそうだなと思う気持ちもあります。だけど、本当は悩んでいたり、不安と戦っている人もいるんだと改めて感じました。私も3歳までは母と家にいました。その頃の写真を見ると楽しそうだけど、大変だったこと悩みなどを聞いてみようと思います」

「子育てをする親にとって、緊急サポートやファミリーサポートはとても必要なのだと感じました。日記を読むと、一時保育を利用したり、とても興味深い内容でした。一時保育など、そういったものを利用することで、親も余裕を持って子育てをし、子どもとも向かい合っていけるのかなと思いました」

「子育て日記を読むと、一日目は、今までと違う生活で、少しは楽しく過ぎたんだなと思ったけど、段々日がたつにつれて、大変さがわかってきたので、奥さん的にはうれしかったのではないかなあ、と思いました。奥さんは、大変さをわかってくれたので、休みの日も買い物に一緒に行ってくれたのかな」

「子育て日記を読んで、保育現場ではないところの子育ての話を聞き新鮮な感じだった。家庭で子育てをするのは、母でもなく父でもなく二人であることや、思いやりが大切だということがすごく伝わってきた。何といっても、これから保育の現場に出て働こうとしている私に、安心感を与えてくれたような気がする。「大変だよねー」って共感された気がする。あー頑張ろう!って思えた」

「日本が全国的に、お父さんの育児休暇が普通になれば、お父さんも家事・育児の大変さを理解してくれるし、お母さんも仕事をするお父さんの大変さを理解し合えるのでとてもいいと思いました。お互いがお互いを理解し、夫婦が協力して家庭を支える、子どもはそんな親を見て育つので、私もそんな家庭にしたいなあと思いました。」

「育児はやはり経験してみないと、大変さや、発見する楽しさ等がわからないのだと思った。夫婦が協力し合って育児のできる世の中になったらいいなと思います。認定こども園はそんな世の中になっていくための第一歩になるのではないかと思いました」

「やはり、男の人が子どもを連れて子育て広場とかにいたら、「あれ?お母さんは?」と思ってしまう自分がいます。環境もそうだけど、意識改革が必要だと思います!」

「子育てをしながら子どもも成長するけど、一日中子どもと関わり育児をすることで、親も成長していくことがわかった」

「日記を読むと、困ったことや悩みも、軽ーく書いてあるのですが、きっと日記に書いている以上に育児は大変なのだろうなと感じました。でも日記からは、お父さんの、子どもを可愛く思う気持ち・大切にする気持ちがすごく伝わってきて、大変だろうけど私も育児を経験したいと思いました。」

「どれだけ現代の子育てが“お母さん”と“子ども”になっているのかがわかった。私たちが思っている以上に子育ての負担感は大きく、保育者の支援が必要とされているのだろう。私は子育ての経験もなく保育者となるので、気持ちに寄り添いにくいとは思うが、様々な視点で子育てをみて関わっていきたいと思った」

「育児休暇を有効に使うと、子育てがより楽しくなるんだということも感じた。」

「子育て日記をブログに書いたりすると、夫婦の関係がよくなったりしてステキだと思いました」


           *  *  *

あるご縁から、高校の家庭科の教科書にも、育休の時のことをちょこっと書かせて頂いたこともあります。
高校生になった教え子から「家庭科の授業受けてたら、突然イワセンの顔が出てきてマジびびったー!」なんてメールが来ました。
そりゃービックリしますよね。。。




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