いわせんの仕事部屋

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2月23日

同志社大学
「学びの原点―プロジェクト型教育の挑戦!!-地域・社会が学生を育てる-」シンポジウム
に参加してきました。

第1部は学生の事例報告。
●量から質への「京都型ニュ−ツ−リズム」の開発と流通
●子どものための「京都職場図鑑」作成プロジェクト

この事例報告が本当に素晴らしかった。
社会とつながった学び。これぞプロジェクトベースの学び。
学生の皆さんがご自身の学びをご自身の言葉で語られる姿に感銘を受けました。

「学ぶということは変わるということ」

というボクの信念を体現されている発表。
このような学びをボクも子ども達と創っていきたい、改めて原点に帰ることができました。
同志社の学生の皆さんに感謝です。
この発表を聴くだけにでも来たかいがありました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008022000114&genre=F1&area=K10

今回のシンポジウムの企画者でもある、山田教授の、
「学生の意欲と向上心を信じること」
という言葉はとても重かったです。山田教授のその想いが学生に伝わっているのですよね。
教師の「やりかた」ではなく、「ありかた」こそが人を動かす。
まさしく同志社のPBLはそうなっていました。


第2部はシンポジウム。
10分ずつの事例報告では、時間を大きくオーバーしてしまい・・・さらに自分の発表だけ、やや的はずれだなあ・・と発表しながら感じる始末・・・
不完全燃焼でした。

チームの形成過程
チームの発達段階
教師はそのチームの発達にどのように関わるか
チームの状態、個人の状態をどう見るか、どう観察するか
教師の役割
評価と振り返り

のようなテーマで絞って発表すべきでした。
質疑応答でも結構勝手なことを言ってしまいました・・・


今回のシンポジウムには、友人の相馬さんがわざわざ愛媛から来てくださいました。
ブログにその報告を載せてくださっているので合わせてご覧下さいね。
http://kodomotohoiku.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/pbl_7ad1.html


シンポジウム終了後や、レセプションでは、ステキな方々とたくさんお知り合いになれ、それがとても嬉しい京都遠征となりました。
知り合いの知り合い、という方もたくさんいらっしゃり、世界の狭さも実感。
人のつながりって大事ですね。

千葉大の上杉先生、市川先生とも名刺交換させていただきました。
以前からお知り合いになりたいと思っていたお二方。
PBLについてこれからも学ばせていただきたいと思っています。


次の日は大雪!
せっかくの雪なので、朝からタクシーで金閣寺へ。
実は生まれて初めていきました、金閣寺

金色でした。


その後、三重県に向かって祖父のお見舞い。
弟家族と遅めのランチを共にして、一路埼玉へ。
一日中列車に乗っていた感じです。
電車の中では、

学びの情熱を呼び覚ますプロジェクト・ベース学習

学びの情熱を呼び覚ますプロジェクト・ベース学習

を再々読。
何度読んでも発見のある本です。
来年度は、じっくりとPBLに取り組んでみたいなあ。

そして月曜日の今日。
子ども達と京土産の八つ橋をおいしく食べました。
この子達と学べるのもあと18日と思うと、とっても寂しい。
本当にステキな子達と改めて感じた週のスタートでした。


放課後は、今年度の校内研修の最終日。
ワークショップの方法を導入して、全員参加の校内研修を目指して取り組んできました。

今日は、
1,ビジョニング (1年後の理想像をイメージし語り合う)

をしたあと、

2,小グループで、
「全員参加で、全員が活躍できる来年度の校内研修計画を立てる!」
にチャレンジ。

各チーム、今まで研修で取り組んできた様々な手法を自由に使って、40分で作成し、発表しあいました。どのチームも素晴らしい計画が立っていました。
驚いたのは、
「来年度も、全員授業を公開し合って見せ合おうよ」
という案がどのグループからも出ていたこと。
普通は授業は公開したくない、と思いがちですが、この積極性に、改めてステキな職場だなあと実感。
新しいアイデアもたくさんだされ、来年度のスタートが楽しみになりました。

最後は

3,みんなで円になって、この1年の振り返り。
様々な思い出が語られ、感動して思わず涙がでちゃいました。

「初めはとまどったけど、全員の意見が取り入れられた研修になって本当によかった」
「30年以上やってきたけど、こんな研修は初めて!楽しかった」

なんて言われちゃうと、感動しますよね、誰でも・・・