いわせんの仕事部屋

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世界一大切な私

自分のいいところ、強みって、なかなか自分で自覚していなかったり、見えなかったりします。
ジョハリの窓における、盲点の窓 や 未知の窓 です。
wikipediaより引用)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%AA%93

ではどの部分にどうすれば気づくことができるか。
一つは他者からのフィードバックです。

クラスの子ども達、自分のいいところや強みを意外に知らないことがわかり、びっくりした今週。できるだけボクからフィードバックをしたり、子ども達同士フィードバックし合う機会をつくってきたつもりだったのですが、遅まきながらそれだけでは不十分ということに気づきました。

自分のいいところ・強みを知ってほしい。
そう思って、「世界一大切な私」という本作りをしました。

自分以外の友だちのいいところや強み、マネしたいところ、好きなところって見えるんですよね。
それをお互いにフィードバックし合えばいい。

ボクのクラスは32人。
自分以外の31人に、
「あなたのいいところは」
「あなたのステキなところは」
「あなたの好きなところって」
「あなたのマネしたいところは」
「ありがとう!あのね〜」

というラブレターを書きます。
31枚って結構大変!でも書いているときに続々と自分のところにもラブレターが集まってくるのでうれしいものです。


それに今の人間関係なら、きっと全員に書けるはず。
そう思って始めました。
2時間連続のラブレター書き。
子ども達は、それはそれは熱心に書いていました。
もちろんボクも子ども達と一緒に書きました。

「はい!書いたよ!」
「ありがとう!」
こんなやりとりがいったい何回されたことか。
教室はありがとうの言葉と笑顔であふれました。

32コ集まったラブレターを自分で好きなように貼り替え(大きな付箋を使ったので!)、
表紙をつけて、全部のラブレターを読んだ編集後記を書いて完成。
まだ途中ですが、何度も何度も読み返している子ども達の姿がとても印象的でした。




「優しいところも、すぐ怒っちゃうところも、その全部が好き!」
なんてラブレターもらっちゃうと、嬉しくなっちゃいますよね。
ボクのところにもたくさんのラブレターが集まりました。
担任も嬉しい時間でした。

「イワセン〜、なんかこれ読んでると、泣けて来ちゃう」
「自分ってこんなとこあったなんて知らなかったよ〜」

これで少しでも自己意識が変わり、自分のいいところに自信を持てるといいな。

ちなみにこれを実践しようと家で考え、学校に行ったら、ある子の振り返りジャーナルに全く同じ提案がされていてびっくり!シンクロしてたんです。
2人で「以心伝心だねえ」と感心してしまいました。

困ったときは子どもに聴くに限りますね。