いわせんの仕事部屋

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文学サークルのフレーム    

このブログで何度も書いてきた文学サークル。正式名称(?)はリテラチャー・サークルです。
ボクのクラスでは子ども達がイメージしやすいように「文学サークル」と呼んでいます。

さて文学サークルの授業は以下のフレームで行われます。

? 5〜10分 ミニレッスン
? 20〜25分 ディスカッション
? 10〜15分 振り返り、共有


このフレームは、ライティング・ワークショップも共通です。
従来の一斉授業との違いは、教師が「教える」時間は最初の5〜10分であるということです。
子どもは教師が「教えたこと」を学ぶのではありません。
自分たちが体験し、振り返る中で気づき、自分のものとしていくのです。
そのためには当たり前ですが、子ども達自身が自分の意志と選択で活動する時間が大切です。このフレームはその時間を最大限確保しよう、ということがデザインされています。

文学サークルでは3〜5人での25分のディスカッションの中で、児童一人当たりの発話数が50回前後はあります。さらに友達の発言も聞くので、25分の中で行われるコミュニケーションの総量はかなりの数でしょう。クラス全体では発話数だけをカウントしても50×30人=1500回です。
従来の一斉授業では一人当たりどれくらいの発話数があるでしょうか。全体では?
話すことー聞くことを学ぶには、当たり前ですが、たくさん話したり聞いたりするしかありません。そのことを保証する時間は大切だとボクは考えています。
 
やってみることで学ぶことの大切さは、以下のリンクにある
「学習定着率」で明らかです。

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/cer/kikaku/06forum0920/pdf/1.pdf