いわせんの仕事部屋

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同志社大学

今日から完全復活です。

金曜日、同志社大学からY教授含め3名の方の訪問をうけました。
拙著をお読み下さり、「PBL(プロジェクトベースラーニング)についての調査」ということで、わざわざ京都から来てくださったのです。

同志社大学では、「プロジェクト科目」という新しい取り組みを始めています。
http://www.doshisha.ac.jp/students/curriculum/pbl/gaiyo.php

以下のビデオを見ると概要がわかりやすいです。
mms://dsmsw.doshisha.ac.jp/pub/p0603200/pbl0322_1m.wmv

ボク達が学生の頃に取り組んできた、いわゆる「一般教養」で、チーム学習をベースに、様々なプロジェクトに取り組もうという取り組みです。
その中で、ボク達の実践からも学ぶ点があるのではないかということで、来てくださったようです。
(実際は、ボクが同志社の取り組みから学ぶことがたくさんあったのですが)


同志社大学の素晴らしいところはたくさんあるのですがボクが特に感じたのは、

・異学年、異学部の異質集団のチームで取り組む
・社会とつながっている「本物」の学びである(キャリア教育にもなりますね!)
・学びの環境作りを大切にしている(様々なおもしろい空間を作られているそうです)

という点です。
テーマは企業等から募集するそうです。(たくさん応募がありその中から吟味するそうです。うらやましい!)

テーマをちょこっとのぞいてみても、

・F1をつくろう!
(2007 JSAE 学生フォーミュラーカー大会出場を目指して)
けいはんな観光素材発掘プロジェクト(日本旅行とのコラボ)
・「けいはんな子どもサマーキャンプ」企画運営プロジェクト
 (YMCAとのコラボ。しかも担当の先生が、環境教育での超有名人、  西村 仁志さん!うらやましい・・・ボクも参加したい)
 
・玩具産業を通じて学ぶ学生のための「実践と自立のための玩具企画開発」(タカラトミーとのコラボ)

・誰にもやさしい喫茶店をいっしょに作ろう!〜地域の中の居場所作りを目指して〜

・新しいワークスタイルとオフィス環境の関係性を考える(コクヨとのコラボ!)

・小学生のための能楽入門プログラムの開発と研究


といった感じでとても先進的です。見ただけでボクだって参加したくなる感じです。
こんなテーマが30近くあり、そこから選べるのです。
2時間半ほどお話しさせていただいて、ボクが目指している「学び」のあり方との方向性の一致に驚きました。
Y先生はずいぶん前から独自にいろいろな取り組みをされていたそうで、その一つ一つの取り組みが本当に素晴らしく、ボクもたくさんのことを学べました。
初めてお会いしたのに、初めての気がしない!というぐらい価値感の近さを感じました。
「失敗」を大事に丁寧に実践されていることにも本当に感動しました。何より、学びに対する真摯な姿勢に、ボクはとても感動し、そして尊敬しました。
「娘をぜひ同志社に行かせたい!」
と思わず口走ってしまったのは、その姿勢に感銘を受けたからに他ありません。

これからも継続して情報交換していきましょう、というありがたいご提案をいただいたので、これからもいろいろなことを学ばせていただきたいと思っています。

2時間半お話しする中で、ボクも新たなプランが一つ浮かびました!
早速2学期に取り組んでみようと思います。

Y先生は、「大学、高校、中学、小学の枠を超えて、学びのあり方を追求していくことが、真の学びの地平を発見することになると信じています。」
なんておっしゃっていました。
とても素晴らしい出会いの1日でした。