いわせんの仕事部屋

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夏のお勉強シリーズ1

夏は実践がないので、ついつい更新が滞りがちです。
でもせっかく続けてきたのにこれで止まっちゃうのはもったいない。
そこで!!今日から、2学期に向けて考えたこと、読んだこと、アイデアなど、自分のメモをできるだけ毎日更新していこうと思います。
ほとんど自分のメモだけど、誰かの役に立つかも!?
たたないか・・・・・
とにかく、更新を自分の縛りにして夏、しっかり学んでいこうと思います。

まず、最近読んだ本は、

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

★★★(★5つ中)
まずこれ。
30分で読み終わりますが、授業になりそうな予感。
このような問題解決、問題の分析の仕方は、学んでおいて損はなさそう。
おもしろい授業、ワークショップにできそうな予感。
誰か読んで一緒に、授業作りしませんか?


「先生ってなにする人?」―考える力とやさしさが育ったW学級の6年間

「先生ってなにする人?」―考える力とやさしさが育ったW学級の6年間

★★★★★
偶然本屋で手に取った本。
これは当たりでした。
仮説実験授業を初期から実践していた渡辺慶二さん(ずいぶん前に退職されている方です。仮説ではちょー有名人)の30年前の実践記録を、発達心理学者の守屋慶子さんがまとめたもの。
私立四条畷小学校(全校で仮説実験授業をやっている学校!)で1〜6年まで持ち上がった際の渡辺さんの学級経営、授業、保護者との関わり、子どもたちの成長がうまくまとめられています。
渡辺さんの教育観が見事に実践に昇華されていて素晴らしいです。
やはり教育は哲学(核)と、それを実践する具体的な方法の2本柱。
「ありかた」がまず先にあって、そして「やり方」に反映されていくんだなあと実感します。
蛇足ですが、渡辺さんは当時から自分自身の「振り返りジャーナル」をつけているんです。いい先生(誤解を生む言い方だなあ)になっていくプロセスでは、自分の実践を振り返り、目標設定し直して、また実践、振り返り、という体験学習のサイクルを自分自身の学びに生かしていくことが不可欠だと思います。そのとき、ジャーナルやこのようなブログは効果的です。
ボクがここ数年、自分なりに成長できているなあと思えるのは、やはりHPが大きかったような気がします。毎日書く時に1日を振り返り、明日への改善点などを考えることができたので。


       *  *  *

2学期に向けて。
★「対立解決を学ぼう」
 結局1日しかワークショップに参加できませんでしたが、今までPAや、ERICの対立解決のワークショップには参加してきたので、イメージはつかめました。どれも共通しています。これを日本でどうやって実践するか。
 PAや学級経営をうまく絡めてやりたいなあ。クラス会議のエッセンスもこの中に入れられちゃうでしょう。
 数年前にERIC(国際理解教育センター)の3日間の「対立から学ぼう」のワークショップを受けたときから、
「これの小学校版の実践をしよう」というのはボクの行動計画の中に書き込まれています。2学期はいいチャンスかもしれない。
 ちょっと夏休みに考えたいと思います。
 対立は身近なところから、世界まで、あらゆるレベルであらゆる場所で起きます。
 その「対立」とどう向き合い、そして解決していくか。これを学ぶことはとても大切だと思います。 
 クラスの日常の対立も、先生の力ではなく、自分たちの力で解決できるようになってほしい。
 どのように実践にできるか、この夏の宿題です。


★英語の文献にあたれるように
 英語の文献にあたれるように、毎日1時間以上は原書を読む時間に充てています。
 少し成果が出てきたかな?
 今読んでいるのは『The First Days Of School 〜How to be a effective teacher』です。
 日本と欧米の教育に関する情報の差は1:100といわれますが、読んでいるとそれを実感します。
 ああ、学生の時にもっとちゃんと勉強しておけばよかった〜。
 やっと40ページ超えました。


                      *  *  *

ちなみに最近読んだ小説は今のところ以下の通り(再読も含めて)。
★はボクの評価です(★5が最高!)

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

★★

わたしを離さないで

わたしを離さないで

★★★★★

再読。この本の心理描写、見事です。


ランナー

ランナー

★★★★
クラスの、あさのあつこファンの子に薦めようと購入して読んだのですが、ちょっと小学生には重いかなあ。
ボクは共感できるところが多く、好きな本です。
あさのあつこは、思春期にははずせないですね。

カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(上)

カシオペアの丘で(下)

カシオペアの丘で(下)

★★★
重松清には、はずれがありませんね。でもちょっとパターン化してきているかな。
だがしかし、やっぱり泣かされてしまうのです。