いわせんの仕事部屋

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リテラチャーサークルスタート

今日からいよいよ、教科書の「読書会を開こう」の単元で、リテラチャーサークルを開始します。
チームで本を読み、ディスカッションしていくリテラチャーサークル(以下LC)。
ボクは

「読む力は読むことでしかつかない」

「本当の本を国語で扱うことが大切」

「教科書のような薄さでは、あまりにも絶対量が少ない

   (ますます「読みもの」が少なくなっているし)」

「本には力があるので、良書にふれる機会が増えればその世界で楽しめるようになっていく」

と思っています。

なので、LCが好きなのです。
ライオンと魔女』の読み聞かせ&ディスカッションの授業が終わったのでいよいよスタート。
今回の選書は以下の通り。
5年生の子ども達は初めての学習方法であり、読書の力の差も大きいので、いわゆる名作と呼ばれる、子どもたちがストーリーに入り込みやすく、続きが読みたくなるような本を中心にしました。


1,『だれも知らない小さな国』 佐藤さとる 講談社 
2,『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤洋 講談社 
3,『十五少年漂流記』 ベルヌ作 大久保昭男訳 ポプラ社
4,『カスピアン王子のつのぶえ』C.Sルイス 作 瀬田貞二訳 岩波少年文庫 
5,『チョコレート工場の秘密』 ロアルド・ダール作 柳瀬尚紀訳  評論社 
6,『シャーロットの贈り物』 E.Bホワイト あすなろ書房
7,『子ぎつねヘレンがのこしたもの』竹田津実 偕成社文庫
8,『大どろぼうホッツエンプロッツ』 プロイスラー作 中村浩三訳 偕成社文庫

学年の先生には、
「これでも難しいのでは?」
といわれましたが、果たしてどうなりますか。

グループは、子ども達の読みたい本でチームを作り、4人ずつの8チームできました。手持ちで足りない本は、ブックオフで集め、それでも足りない本はアマゾンで購入。

なんとか全32冊勢揃い!
今日はチームごとに写真のようなワークシートで学習の計画を立てました。


ちなみに昨年の子ども達はこんな目標を立てていました。

★個人の目標

・いい質問をかんがえる!
・ふざけない。集中する!
・本の世界にはいって話しあう
・シートは気をぬかない。振り返りもちゃんと書く
・作者、主人公の気持ちのことを考えて読む。
・人の意見を全身で聞きながらも自分の意見もしっかり言う。
・最低2回は読み直す。
・主人公の変化に注目する。
・文学サークルの日までに本を読み終わっているようにする。
・自分の意見ばかり言わないで、人の意見に耳をかたむける。
・次の場面を想像しながら読む。
・振り返りをできるだけ多く書く
・自分の役割以外の仕事も意識して読む
・自分で読む計画を立てて、読み忘れないようにする。
・質問とかを考えながら読む。
・思ったことをしっかりいう。
・作者はどんなことを伝えたかったのかを読む
・話しやすい雰囲気を作る
・「自分だったら〜」などのことを考えながら読む。
・スケジュールにあわせて読む。ふせんを使う。
・友達に話をふる。
・いろいろな視点からみる。
・みんなが公平に話し合えるように気をくばる。
・よく聞く。あいづちをうつ。
・自分の意見も言うけど、他人の意見もちゃんと聞く。
・メリハリをつける
・題名の理由を考える
・一緒にゴールを目指す


★チームの目標
・人の意見を全身で聞く
・とりあえず楽しむ!
・声をかぶせない
・人にふる(話しやすい空気)
・つなげる
・わかりやすく丁寧なシートを作る。
・目標を大切に
・対立を大事に。
・一緒にゴールを目指す。
・全員参加
・プラスの口調 ・いい話し合いをする
・しっかり反応するぅ
・対立を恐れない
・振り返りをお互い見合う!
・最高に楽しく、でもふざけないで話し合いをする
・意見を聞くときはよく聞いて、いうときはしっかりいう。
・対立してもプラスの言葉で話しあう
・視点を変えて考えてみる
・忘れないようにする。もしも忘れたら解決策を考える



        *  *  *

果たしてどんな話し合いになるでしょうか。
今日は1回目の範囲の読みがスタートしています。
引き続きご報告しますね!
ちなみに来週は、指導主事訪問でリテラチャーサークルを見せます。
ドキドキ。