「読み」へのアプローチ
今、クラスでは朝の時間などを使って『ライオンと魔女』の読み聞かせをしています。
本は1人一冊ずつ渡してあります。
訳が硬く、なかなか読み応えのある本ですが、この本を読み終えることができたら、きっと大きな自信になるでしょう。
また、映画化されていて、映像を見ることができることも魅力です。
先週は5〜7章を読み聞かせをしました。(5,6章は読み聞かせ。7章は基本的に1人でチャレンジ。自信のない人は、別の部屋でボクが読み聞かせ)
その上で、手引きのプリントに従って、前日にリーダーノート(読書ノート)に記入してもらい、今日10分の話し合いをしました。
今回も予想よりもずっと話し合いが盛り上がりました。(ちなみに話し合いの時間は15分の朝読書の時間を活用しました。)
本の内容からそれず、とても自然で楽しい話し合いとなっていました。
これがリテラチャーサークルにつながれば、と思っています。
子ども達の振り返り用紙から言葉を拾ってみます。
・休み時間の時のように楽しく話し合えて、とてもよかった。
・Aくんが私のいいたいところが過ぎてしまったときに戻してくれて、人の話を聞いてくれてよかったと思う。
・(このグループでは)最後の話し合いでさびしいけど、とても盛り上がったからよかった!みんな話し足りないくらい話した!
・今日は自分以外の人がいっぱい意見を言ってくれて、自分の意見も2つぐらいしか言えなかった。みんな必ず意見を言えたことと、みんなでふったりつなげることができたのがよかった。
・ぼくはいままでこんないいグループは初めてです。ボクはこのグループでは離れたくありません。
・私のグループでよかった人はBくんです。いろいろなことを言ってくれてグループを盛り上げてくれました。とても意見を言ってくれてとてもよかったです。グループでよかったところは、みんなで意見を言い合ったのがよかったです。
・たくさん質問ができたり、話が終わった時も話したりなかった。いつもより自分の考えがたくさん言えた。
・白い魔女は悪い人だと思った。それはタムナスさんの家をこわすように命令したり、タムナスさんをさらったりするからです。ビーバーは優しい方の味方だと思います。
・自分の意見をしっかり言えた。悔いのない話し合いができた。よかった人はBくんです。いろいろなことを言ってくれて話し合いがどんどん進めました。
・もう少し時間がほしかった。話し合ってわかったことは、もしかしたら白い魔女はいい人だと言うことがわかった。話し合い、みんなで上手くつなげた。Cさんが白い魔女がいい人かも知れないと言ったところがよかった。
・この話し合いで、今日がこのグループで最後の話し合いと思うと、いやになりました。このグループでよかったです。
・みんなよかった!反応もできた。DちゃんとEちゃんが話を進めてくれた!なんでルーシイがみんなを連れてきてタンスを調べてもらったときにはナルニアにつながる道がなくなっていたのかなあ?
・今日の話し合いは、すごかった!ずっと止まらないで話し合いができました。アスランって誰だろう?ライオンのことかな?
ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)
- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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