家の中に小さなコーナーをつくる。
学習環境の中に、何らかの機能を持たせた「コーナー」をつくると、学びやすい空間になります。
例えば、
畳があるところは「読書コーナー」。このコーナーが子どもたちの読書を促進するのです。手前のイスは「クールダウンコーナー」。感情的にカッとなってしまったときに、ここに座って、ぬいぐるみをだっこします。
ここに座っている人はそっとしておいてほしい人なので、みんなそっと見守ります。それによって感情的に揺れることがあっても教室に居場所ができます。
将棋好きな子がつくった「将棋コーナ−」。教室がリビングルームのような居心地の良さに。ここから「好きなこと、興味あること」を通じて新たな関係性が生まれます。
とはいえ。
学級担任ではなくなり、大学に来てしまったボク。
教室リフォームプロジェクトができない。コーナーがつくれない。
さみしい。
・・・・・・・!
そうか。家の中でやってみよう。
小3娘、最近じんわり読書から遠ざかっている。よく眺めてみると、新調したリビングのソファーは無駄にでかくて寝っ転がってしまうことを誘発してしまう(笑)。失敗した。
飼い始めたインコがかわいくて、ついつい小屋の前に常駐してしまう。
そんなこんなで少しずつ本が遠ざかってしまっていました。
インコは、ボクの勉強は邪魔ばかりするんですけど。おい、勉強にならないだろ。
でもかわいい! 癒されるなあ。インコ最高。
すみません、横道にそれました。
おし、リビングに「読書コーナー」をつくろう。
「ねえ、小3娘~、このすみっこにさー、図書館つくろうと思うんだけどどうだろう?」「図書館?」「そう、小3娘専用の図書館!テレビのリフォーム番組みたいに!」「私専用なの?」「そうそう、明日さ、本とか家具とか買いに行ってつくろうよー」
ふふふ。すっかりその気になりました。
そして日曜朝、「おとーさん!買い物行こう!」。
まだ眠いんだけれど・・・オクサンは出かけているので起きるしかないか。2人で「お値段以上ニト○」にお買い物にいって早速図書館作り開始です。「このボックスはどう?」「色がなあ」「イスにしようかな-、でもこのふわふわのクッションもいいなあ」2時間近くあれやこれや物色し、カラーボックス、座椅子、小さなテーブルをゲット。帰り道にブックオフによって少し本を買い足して帰宅。
さて、使うスペースは1畳ぐらい。リフォーム開始です。
買ってきたカラーボックスやらイスやらを開封して、
さあ組み立てよう。
がんばれがんばれ。
20本ぐらいねじを回したのでずいぶん上手になりました。自分でやるのが大事。時間がかかっても我慢我慢。
ボックスができたので、本をセットして、イスをセットして、小さいテーブル置いて、完成!キャンプ用のランタンもちゃっかり持ってきていました。
「なんということでしょう!」(ビフォーアフター風)
おしゃれな「読書コーナー」ができました。
なぜか中2息子まで影響受けて一緒に読書。場って大事。
ボクも近くに寝そべって読書。
ちょっとしたコーナーですが、ステキなリフォームになりました。
うれしくなった娘は、3時間近くずっと本を読んでいました。3冊読破。
小3娘、読書カードを自作し始めました。
どんどん「図書館化」が進みます。すごく楽しそう。
自分の手で自分の環境を変えていく営みこそが、自分の人生の主人公になることなんだろうなあと思います。ここを大人がやって「あげて」しまっては台無し。ついやっちゃうんですけどね・・・・・(反省)、いろんな場面で・・・・・(猛省)。
この小さなコーナーを一緒に大事に育てていきたいなあと思います。
学校でも家庭でも日常的にこんなことできたらいいな。場へのオーナーシップこそ、子ども時代の原体験で最も大切なことの1つだとボクは思っています。
読書をし続けて身体を動かしたくなったので、夕方は家の前で「夕方家の前で遊び隊」実施。最近恒例の息子とのキャッチボール。あー楽しかった。
メモ。
子どもが幸せそうな学校。
関わる大人が幸せそうな学校。
学ぶこと、変わること、関わることが幸せな学校。
すごくすごくシンプルなことだ。
シンプルだから難しい。
でもシンプルだからできるはずだ。
幸せは事後に感じることだろうか。
でも、「幸せそう」は今感じられそうなことだ。
何かが、誰かが幸せそうに見えるときは、それがなんとも自分をうれしくさせてくれるときは、自分の中の「こう生きたい」が投影されているときなのかもしれないな。
秋は木々がきれいだなあ。
今週読んだ本。(まだ今週の途中ですが…)
アメリカ大統領選が終わりました。
これから社会にどうコミットしていくのか。
教育を通してボクは何をしていくのか、深く考えさせられる1日。
この5年くらいは、未来から見れば「世界が大きく変わった節目」になってしまうのではないだろうか。今からできることはなにか。
今週は主にカリキュラム、教育課程に焦点を当てて読んでます。
- 作者: ジョナス・F・ソルティス,デッカー・F・ウォーカー,佐藤隆之,森山賢一
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2015/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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★★★★★
これは大当たり。カリキュラム理論を概観できる。3日間電車のお供でした。
来年度の教科書にしてもいいぐらい。デューイからタイラー、マクタイの逆向き設計まで網羅されている。問いも多く、他者と読み深めるのにもいい。しかも読みやすい。
★★★★★
再読。永田台小でもお世話になっている永田さんの本。
最初に読んだのは初任5年目くらいだったと思う。今読むとまた味わいが違う。
徹底した経験カリキュラム。
サマーヒルでの教員経験がある永田さんならではの自由教育の「不自由」への言及が興味深い。ニイルの学園が、「自由・平等・民主主義」を実現するために、①自由「授業参加の自由」、②平等「大人ー子どもの対等な関係」、③民主主義「自治」、を実践の軸としていくのだが、そこで何が起きていたのかがエピソードを通じて書かれている。
永田さんのまとめ、「学校自治を成功させるために」は示唆に富む。
1,大半の生徒が公的な生活に関心を抱き、自治への参加意志があること。2,幾人かの生徒がなんらかの自治の経験を持っていて、理性的な判断力を身につけていること3,学校生活全体に「慈しみのある権威」があること。
また教育において自由を活かすための条件もうならされた。
教育において積極的に自由を活かすには、やはりそれなりの順境がなくてはならない。そのためにはいくつか条件が不可欠なのだろうが、以下の三条件は重要だと思われる。ひとつは物理的な条件である。もちろんぜいたくな環境を整える必要はないが、少なくとも、子どもの安全・健康のためにふさわしい環境や生きていくうえで必要な基礎学力を養う学習環境は与えられなくてはならない。第二番目にあげるのは、技能的な条件である。授業を行う教師の教える技術・力量が伴わなくては、せっかくの学習環境も活かされないだろう。授業法にかぎらず学校運営等のテクニカルな側面も管理者に求められる技能であり、この条件に含まれる。第三の条件は、精神的な条件であり、それは、私たち大人の心構えと深く関連している。いくら物理的な条件や技能的な条件が整っていたとしても、精神的な条件が満たされなければ、その自由学校は陥穽にはまってしまうだろう。当然のことだが、精神的な条件はわれわれの目に見えず、なかなかとらえにくい。自由学校に多くの問題が発生するのはこのためといえよう。(p168−169)
大人の役割も。
自分の受けもっている子どもたちが何にも興味を示さないことを嘆いていた、自由学校の教師に会ったことがある。「子どもは生まれながらに創造的なはずなのに……」と。しかし人間が何かに興味を持つということは、必ず何かしらの動機があるのであり、想像力は何もないところからは生じない。だから、子どもが創造的であってほしいと望むのであれば、ときには大人が子どもの世界に積極的に関与することも必要なのである。自由教育で標榜される「自主性」や「創造性」、「自己表現力」とは、大人の関係があってこそ活かされる概念だろう。そもそも教育とは、大人からの一方的な営みでも、子どもだけの営みでもなく、あくまで両者の関係性があって成立するものなのだから。(p117)
成功しているといわれる自由学校では、日常生活は基本的に単調で退屈なのだが、そのなかで日々、子どもにたいして応えていこうとする適度の緊張感と充実感が職員間であり、子どもたちの要求に大人達はときにはユーモアをもって感情豊かに、ときには理性を持って厳しく接しているのだろう。ニイルの教育実践もこのような脈々とした営みだったに違いない。(p180−181)
ぜひ手に入れて読んでいただきたい本。
ちなみにボクの本は永田さんのサイン本です。うふふ。
学校をかえる力―緒川小学校・学校改革の軌跡 (オープンスクールの挑戦 (Vol.3))
- 作者: 成田幸夫
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 1987/12
- メディア: 単行本
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★★★★★
これは大学4年生のときにはじめて読んだ。
緒川小の10年間の学校づくりの記だ。研究主任であった30代の成田先生の熱い思いがほとばしる本だ。エネルギーのベクトルを外ではなく校内に向けているのがすごい。
それにしても今読んでも緒川小の先進性に驚かされる。
このカリキュラムをボクらは一歩も超えられていないのではないか。
ちょっと前に、ISAKをつくった小林りんさんの本、
茶色のシマウマ、世界を変える―――日本初の全寮制インターナショナル高校ISAKをつくった 小林りんの物語
- 作者: 石川拓治
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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も読んだが、「想い」って本当に本当に重要だ。
あとは今週中に、
を再読したいなあ。
とはいえ、少々疲れ気味なので明日の通勤本は、
にしよーっと。
は、号泣してしまった−。住野よるさんの文体って好き。
速報:あすこまさんのお話を聴いてきた。
忘れないうちに,夕食前にメモ書き。
まだ修正してないので、まだ未完成ですが、とりあえず。もう少し深めたいこと,書きたいことが2,3あるが、それはまた改めて時間ができたときに。今回は速報です。
今日は、西多摩PACEに子連れで参加。子守担当だったので子どもに付き合ってもらった。まあ、大人の学びの場を感じるのもいいことだろう(言い訳)。
西多摩PACEは、盟友・甲斐﨑が主催するサークルで、近所でやっているのだが、まだ参加は数回(笑)。
今回は、あすこまさんのお話。あすこまさんは中高一貫校の国語の先生。ライティング・ワークショップを2008年から実践されていて、最近までイギリス、エセクター大学に1年間留学し、研究されていた。
ボクは、『作家の時間』を出版したことからもわかるように、ライティング・ワークショップを実践し続けてきた。
その可能性を実感していると共に、その難しさも感じていた。そこで今回のお話。
研究からみたライティング・ワークショップってどうなのだろう。効果と課題って?
最も関心の高い内容の1つ。あすこまさんはブログも書かれていて、そこでも学ばせていただいてる。
このブログ、すごいっす。作文に関心がある方は必読。
今回なにより期待していたのは、
ナンシー・アトウェルの学校訪問のお話。リーディング・ワークショップ、ライティング・ワークショップを実践している人にとっては神様みたいな人。
その学校を日本人で初めて参観されたあすこまさん。
これはもう行くしかないのでした。
ライティング・ワークショップがどのような実践かは,関連書籍を読んでいただくとして、
ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: ラルフ・フレッチャー,ジョアン・ポータルピ,小坂敦子,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: プロジェクトワークショップ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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今回のお話では,研究から見たライティング・ワークショップの効果と批判、課題が興味深かった。実践者はこんな風に研究を参照しながら自身の実践をブラッシュアップしていくということが重要なはずなのだが、日本では(自分も含めて)それがとっても弱い。あすこまさんは、目指したいモデルのお一人だ。
今日あすこまさんの話で印象的だったのは「苦手な子への効果は認められない」ということ。何が要因なのかは検討が必要だ。教育社会学では、自由度の高いカリキュラムは学力差が広がると検証されていることが多い。ライティング・ワークショップでも同じことが起きやすいのかも知れない。
楽しそうに書いている(動機づけられている)からそれでいいのか?今までの作文教育より楽しい(楽しそう)だからそれでいいのか、そもそも何のためにライティング・ワークショップを取り入れるのか、は問い直したいところだ。
(ただ、イコールよくないというわけではない。そこを超えることはできるはず。その危険性を認識していることが大切だろう。そしてなによりも楽しいことはいいことだ。)
効果に関しては担当の教員による、と考えるのが妥当だろうし、あすこまさんも似たようなことをおっしゃっていた。ワークショップオールオッケー!ではないということだ。
一番楽しみにしていたナンシー・アトウェルの学校の話。彼女がつくった学校での実際が知れたのが今回の一番の収穫。あすこまさんのリアルな参観記に、もう興奮が止まらなくなった。
時間割を見るとほぼ毎日90分のリーディング、ライティングの時間があり、毎日30分の読書の宿題があるほど,読むこと・書くことを徹底している。
意外だったのは、生徒同士が学び合う時間はほとんどなく、「淡々と個人作業」(あすこまさんの言葉)しているということ。
教師の「読むこと・書くことの専門性」と「生徒理解」に裏打ちされた個人へのカンファランス(個人への指導・支援)が中心になっている。先生が「個人に対して教える」ということが大切にされる。
ここは考えさせられるポイント。
ボクらが依拠した『ライティング・ワークショップ』は教師の立ち位置はファシテータ-に近い。
あすこまさんの話では、ナンシーアトウェルも第1作の本ではそうだったが、次第に「教える」ということに軸足を移していったらしい。
日本のライティング・ワークショップの実践も第1期(アメリカでの80年代)がそろそろ終わることなのかもしれない。
プロセスに着目し、学習者が「作家になる」というワークショップの学び方が、これまでの日本の伝統的な授業のあり方に一石を投じたのは間違いない(と思いたい)。
しかし、その実践はどうしてもプロセス重視で、コンテンツの部分が弱かったのではないか(特に小学校教員)。
これは何もライティング・ワークショップに限らない。ファシリテーションのプロセスでの機能を活かしている他の実践にもいえることだ。
そしてこれは決して悪いことではない。
これまでは「教える」に重心を置きすぎ,学習者の学びのプロセスへの関心が弱かったと考えるからだ
しかしそれだけでは、「活動あって中身なし」になるのは間違いない。
もう一度、コンテンツの重要性を再認識すべきときなのだと思う。2つは両輪だ。当たり前と言えば当たり前なのだが。
「読むこと,書くことの専門性が高さ」と「学びのプロセスのデザイン」の両輪が回ってはじめて、このような実践が「学習者のためのもの」になるのだろう。
「個人に教える」ということの価値を改めて考えたい。それは一斉授業だー!ということではなく、学習の個別化の方向性だ。
日本でのライティング・ワークショップの実践が第2期へ向かう時期なんだと今日確信。
ちょんせいこさんが、「ゴリ(ボクのこと)、大事なのはコンテンツやで」と出会って以来ボクに言い続けてきてくれたことが、ドスンと腹落ちした1日でした。
いやあ、おもしろかった−。
こういう話きくと現場に戻りたくなるなあ(笑)。
今日は,研究室の院生も3人来てくれた。
今日この話を共有できたことは、これからのボクらの学びにとって大きな意味があるな。
というわけで速報でした。
教師が書き続けること、学習環境、についてもまとめたいので改めて。
アトウェルの学校は「芸術を核としたコミュニティ」だったそうです。ボクは何を核にしたいだろう。
そして改めてライティングワークショップ、リーディングワークショップの魅力を再確認しました。
それにしても、あすこまさんってすごい。
研究者的な実践家。
理想的な姿だ。
今週読んだ本。
今週読んだ本。備忘録として。
★★★★★
探究的な学びを目指す人は必読。まずは大人が探究人になろう。
遊びの重要性も指摘しています。
★★★★★
仙田さんの本を3冊。『子どもとあそび』は初任の頃以来の再読。今もなお新しい。いや、子どもの遊び環境はますます悪化している。
それにしても幼稚園、保育園の建築はおもしろい。「あそび」を大事にしているからだな。学校へのヒントがたくさんある。学校建築は前例や慣習にとらわれすぎているのではないか?とすら思ってしまうほど。
★★★★★
今半分くらい。これまで読んでいなかったことをただただ後悔。
やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
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★★★★
ダックワースの有名な本。ようやく邦訳。ポジティブ心理学に興味ある人なら。
そのために何かする、っていうのはちょっと方向が違うと考えている。
子どもの頃に遊びに没頭する体験、試行錯誤しまくる体験が根っこにになるのではないかな。
アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」
学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する
- 作者: ピーター M センゲ,ネルダキャンブロン=マッケイブ,ティモシールカス,ブライアンスミス,ジャニスダットン,アートクライナー,リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/01/30
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★★★★★
読書会に備えて「教室」の章から再読開始。
★★★★
遅ればせながら・・・・
学習の個別化とテクノロジー
学習の個別化とテクノロジー。
学習計画作成と学習の進捗・形成的評価に、テクノロジーはどれくらい役立つのだろう。
いや、一人一人の学習に丁寧に寄り添っていく伴走者、チューターの役割こそが重要か。だとしたらアナログで十分なのかもしれない。
そもそも、効率的に学びを最適化する必要はあるのか?
自分で行ったり来たりして試行錯誤しながら、自分一人で学ぶ習慣と学び方を身につけることこそが大事なのか。
とはいえAltschoolも気になっている。
A Day in the Life of Lower Elementary (TK-1st grade)
A Day in the Life of Upper Elementary
A Day in the Life of AltSchool's Middle School
Alt School's Personalized Education
動画で見ると、そうでもないかなとも思う。
ワクワクしないな。
×探究スタート。
今日からこんなプログラムがはじまりました。
こんなコンセプトのプログラム。
×探究では「子どもはもともと学びの種を持っている」ということをスタート地点とし、子どもが自分の経験をもとに、新しい経験を重ね、より深く新しい理解レベルへと主体的に学んでいく過程を支援することを“探究する学び”と位置づけます。
その上で、探究する学びの場を広げる人は自らが探究者であるという考えに立ちます。
また、探究は一人ではできません。探究者は協働者でもあるという考えから、関わる人が相互に刺激しあう環境をつくっていきます。
参加者が自分なりの“探究観”を持ち、“探究を探究する場”としてのコミュニティを形成していきたいと思っています。
今日から1年間かけて、大人自身が探究者になる中で学んでいきます。
そう、まずは私たち自身が探究者になることからスタートします。
今回、ご縁があって、プログラムの監修を担当しています。
参加者は学校の教員だけではなく、企業の方、学生の方等多様なメンバー。
多様なメンバーだからこそ、今までにないことが生まれそう。
今日は「探究とは」を考えるワークショップからのスタート。
桐田敬介さんの探究の「理論」とは何か?の講義(探究の理論的系譜がマッピングされ、秀逸)。
「ボクらの実践は歴史的な系譜の中にいる」という桐田さんの言葉は、これから教育に関わるすべての人が心にとめておきたい。
また、佐藤昌宏(デジタルハリウッド大学大学院教授)さんの「デジタルテクノロジーでの学びをどう考えるか」の講演。世界の先進事例をもとに教育デジタルテクノロジーは必要不可欠な手段になるという刺激的な内容でした。
(佐藤先生→
勉強会まとめ:これからのEdTechの話をしようKnowledgeCOMMONS ナレッジコモンズ (ナレコモ))
それを受けての、探究とデジタルテクノロジーについて考えるワークショップと盛りだくさん。
テクノロジーの劇的な進化は止まらない。では、デジタルテクノロジーの導入によって、個人の学び・授業の形態・学校の在り方の何が変わり、どのような変化が起きるか ?不易とは?
あーお腹いっぱい。5時間があっという間でした。来月は1泊2日の合宿です。このコミュニティからどんな「探究」が生まれて来るか、何よりボクが一番楽しみにしています。教師教育における新たなプログラムになる予感で、興奮が止まらない1日でした。来年度に第2期の予定もあるそうです。